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韓国副首相が「家電よりイカゲームだ!」いよいよ末期的では

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「本当に緊急会議ばっかだな」――という話です。

2022年11月18日、韓国企画財政部が主催の「緊急経済大臣会議」が開催されました。以下がそのプレスリリースです。

□秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官は’22.11.18.(金) 07:30政府ソウル庁舎から 緊急経済大臣会議を主催しました

出席者:経済副首相(企財部)、科技精通部・文体部・農食品部・産業部・福祉部・雇用部・国土部・海水部・中基部・工程委・金融委など関係省庁長・次官

ㅇ本日の会議では
サービス産業イノベーション推進戦略
デジタルメディア・コンテンツ産業革新及びグローバル戦略
案件を議論した。
(後略)

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「緊急経済大臣会議の開催」

なぜまた緊急会議を開催したのかというと、Money1でもご紹介した「尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領による『全ての政府機関が産業通商資源部だと思って各機関協力して輸出を伸ばそう』という発破のためです。

尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の危機感はもっともで、このまま輸出が弱り続けると「いつか来た道」なので、なんとしても貿易黒字が出せる方向にしないといけないのです。

何度も貼って恐縮ですが、通関ベースとはいえ貿易収支が以下のように赤字続きだと韓国経済は覚束ないのです。

家電よりイカゲームだ!

主に資源価格の急騰による輸入金額の増加は減らすことができないので、(貿易収支は輸出 – 輸入で求めますから)とにかく輸出を増やそう、というわけです。

で、普通の製造業による輸出増といっても限界がありますし、すでに幾度も会議を行い企業にも要請しているので、「今度はコンテンツだ!」というのが、今回の緊急会議の主旨なのです。

そのため、アジェンダが「サービス産業のイノベーション推進」「デジタルメディア・コンテンツ産業の革新およびグローバル戦略」となっているのです。

上掲のプレスリリースはあんまり面白くはないのですが、これに添付されている秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官の発言という添付文書の方に面白い点があるので、ご紹介します。

以下をご覧ください。

(前略)
最近BTS、イカゲームなどの韓国の多様な文化・コンテンツが世界的に脚光を浴び、新たな成長・輸出動力として浮上しています。

輸出額(億ドル)
・コンテンツ
15年56.6億ドル ⇒ 20年119.2億ドル

vs

・家電
15年124.8億ドル ⇒ 20年69.9億ドル
(後略)

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「緊急経済大臣会議の開催」

秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官は、サービス産業は全雇用の70%、付加価値の60%以上占めるなど韓国経済の根幹をなしている中枢産業だ、とした上で、コンテンツと家電の輸出金額を比較しています。

これを見ると、世界を席巻しているとする韓国の家電輸出は「2015年:124.8億ドル」から「2020年:69.9億ドル」まで弱体化。

対して、コンテンツの輸出金額は「2015年:124.8億ドル」から「2020年:119.2億ドル」まで拡大。

家電の「-54.9億ドル」をコンテンツが「+62.6億ドル」できれいに埋めたことになります。

つまり、「家電よりBTS(防弾少年団)やイカゲームだ!」と主張するデータです。

しかし、経産省の西村康稔大臣が緊急会議で「家電よりジャニーズだ!」と主張するが如くで、確かにデータ上はそうかもしれませんが……「それはこの先もずっと当たるんでしょうね」ではないでしょうか。

若者にずっとアイドルをやってもらって、それを輸出の主力にするというのもなんだか気の毒な話です。韓国産コンテンツが輸出を増やしているのは事実でしょうが、果たして政府が注力して伸ばすことができるものなのでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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