年末だというのに韓国の検察の動きが激しくなっています。
2022年12月29日、ソウル地検は、前文在寅政権の大物2人の起訴に踏み切ったことが分かりました。
朴智元(パク・チウォン)元情報院長
徐旭(ソ・ウク)元国防部長官
不拘束起訴です。
例の――海洋水産部の公務員であるイ・デジュンさんが船から失踪し、北朝鮮軍に銃撃されて死亡した件です。
この2人は諜報活動によって、イさんが越北したわけではなく、北朝鮮によって身柄を確保されたことを知っていながら、その事実を隠蔽しようとしたと見られています。また、政権(大統領室)の方針に従って「イさんが自ら越北した」という虚偽の報告書を作成させた疑惑も提起されています。
文在寅大統領は、朴智元(パク・チウォン)さんを北朝鮮とのパイプを得難い人物として起用しましたが、これは適材適所というべき人事でした。朴智元(パク・チウォン)さんは、金大中(キム・デジュン)政権時代に裏金を北朝鮮に渡すための工作を行った人物です。
朴智元(パク・チウォン)・徐旭(ソ・ウク)の2人は、北朝鮮に責任を追わせることなく事件を処理しようとしました。これは大統領室、さらに文在寅大統領自身の意向を受けてのことだったと推測されます。
朴智元(パク・チウォン)さんは先手を打って「大統領室の意向ではない」とすでに発言していますが、しかし、これが本当かどうかは分かりません。裁判で何が明らかになるでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)