コロナ禍が完全にあけて、また世界中から観光客が日本に来るようになりました。
多くの人が訪日してお金を落としてくれるようになったのはいいことですが、一方で「観光客が増えすぎたことによる被害」も増加しています。観光地があるというのは、いいことばかりではないということでしょう。
日本では、訪日観光客の流入をこれ以上増やさないために、「入国税」をもっと取ってもいいんじゃないか――という意見が出るようになっています。
訪日する観光客で一番多いのは韓国人です。韓国の皆さんが日本をはじめ外国に出掛け、そこで使ったお金は外国の収入になります。
一方、外国人が韓国に出掛けてそこで使ったお金は韓国の収入になります。
この「外国人が旅行で自国を訪問して使ったお金」と「自国民が外国へ旅行に出掛けて使ったお金」の収支が、国際収支統計にある「旅行収支」です。
収支なので、「旅行サービスの輸出(旅行収入)」 – 「旅行サービスの輸入(旅行支出)」で計算します。
プラス(黒字)なら
⇒外国人旅行者が自国で消費する額(旅行収入)が自国民の海外旅行支出より多い。
マイナス(赤字)なら
自国民が海外で消費する額(旅行支出)が、外国人旅行者の消費より多い。
――となります。韓国の旅行収支がどうなっているかというと、以下をご覧ください。
1980~2024年の韓国が旅行収支の推移です。直近の2024年は「-125億ドル」。巨額の赤字です。
1980~2024年で、黒字になったのはわずか12年だけ。2000年の「-3.0億ドル」から2024年まで1年も黒字になったことはありません。
世界で人気の観光地がたくさんある国は旅行収支が黒字になるものです。その意味で韓国は、観光が貧弱な国と言わざるを得ません。
(吉田ハンチング@dcp)