2023年08月08日、『韓国銀行』が「2023年06月の国際収支統計」を公表しました。これで速報値ながら2023年上半期が締まりました。
以下をご覧ください。
2023年06月
貿易収支:39億8,460万ドル
サービス収支:-26億920万ドル
第1次所得収支:48億5,100万ドル
第2次所得収支:-3億5,270万ドル
経常収支(上記4つの合計):58億7,370万ドル⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「Balance of Payments during June 2023 (preliminary)」
韓国にとって最重要の貿易収支は「39億8,460万ドル」。
ご注目いただきたいのは、外国からの所得を計上する第1次所得収支が「48億5,100万ドル」と貿易収支を上回っている点です。
これがもっと大きな金額になれば、日本のように貿易収支が赤字でも経常収支は黒字になるのですが、韓国がそこまでいけるかどうかは不明です。
ただし、貿易収支の黒字が減少しているので、韓国にとって第1次所得収支が増えるのは助かります。
2022年01月~2023年06月の経常収支の推移を見ると以下のようになります。
久しぶりに経常収支が50億ドルを超えたので、ほっと一息でしょうが、2023年01~06月累計の経常収支は、わずか「24.4億ドル」です。
2022年01~06月累計の経常収支は「265.7億ドル」でしたから、2023年上半期は経常収支が対前年同期比で90.8%も減少したのです。
(吉田ハンチング@dcp)