韓国の金融情報企業『F&Guide』が面白いデータを提供しています。
韓国内196個の中国株式への投資ファンドから、この1カ月(2023年07月04日~08月04日)で3,324億ウォンもの資金が流出した――としています。
2023年07月12日までは純流入だったのですが、07月13日に81億ウォンが流出して純流出に転じ、07月中盤の1週間で515億ウォンが流出。
07月28日~08月04日の1週間では1,688億ウォンが流出。
膨らみ続けてきたファンドの規模は10兆130億ウォンから9兆6,683億ウォンまで急減しました。1カ月で3.4%も縮小したのです。
このような中国株式ファンドの急激な縮小に対して、
日本株式ファンド:+788億ウォン
ベトナム株式ファンド:+537億ウォン
インド株式ファンド:+283億ウォン
北米株式ファンド:+155億ファンド
と他の海外株式ファンドは資金流入となっています。
つまり、韓国の投資家も中国にお金を突っ込むのは危ないと考えて資金を抜いたのです。
中国当局は「デフレではない」「中国は回復基調に乗っている」と強弁しており、「中国と共に成長する良い投資機会」などと喧伝しているのですが、韓国からも「ウソだろよ」とお金を抜かれるのはどんなお気持ちでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)