韓国・李在明「12月まで政争はやめよう」韓国は消滅の危機だから

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2023年09月28日から韓国は秋夕のお休みに入りました。

上掲のように、第20代大統領室でも尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領夫妻の国民への挨拶動画を公表しています。

尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領も大車輪の外遊を終え、2024年04月に行われる総選挙に向けてこれからは「内政」に注力するものと見られます。

決戦に向けて体制を固めないといけないのは、李在明(イ・ジェミョン)党首率いる『共に民主党』も同じです。すんでのところで逮捕を免れた李在明(イ・ジェミョン)さんですが、面白いことを言い出しています。

自身のFacebookで「最低12月の定期国会まで政争を止めて民生解決に没頭しよう」と述べています。

また、「大統領と野党代表が条件なしで会って民生と国政を虚心弾会に議論し、できる仕事を素早くできることを願う」と書いています。

「民生領袖会談」を開こうという提案なのですが、これに対して政府与党『国民の力』の報道官は「唐突にすぎる」と不快感を表明しています。

『国民の力』側が不快感を示すのは当然で、実は『国民の力』は先に『共に民主党』に対して「党代表会談」を申し込んでおり、それがスルーされて「大統領と李在明(イ・ジェミョン)代表の会談」が提案されたからです。


↑『国民の力』キム・ギヒョン代表(向かって左)の表情は何回見ても傑作。韓国の保守寄り vs 左派・進歩系の激突はこれぐらい大人げないのです。

もっとも、『国民の力』代表と『共に民主党』代表の会談といっても、上掲の写真のようになるのは火を見るよりも明らか。

李在明(イ・ジェミョン)さんからしても「党首なんかに会っても仕方がない」と思っているでしょう。それを察して『国民の力』側が反発しているのです。

実際、『国民の力』のカン・ミンボムン首席報道官は、「秋夕の民心は明らかに『政争』ではなく『民生』を指しており、そのため、国民の力のキム・ギヒョン代表も民主党と李代表に何度も与野党代表会談を提案した」とし、「与野党代表が会って民生について激しい議論をしようという国民の力の提案に先に答えるのが順当だ」と述べています。

李在明(イ・ジェミョン)さんは――、

「民生の苦痛に苦しむ国民は、誰がより優れているかという競争よりも、民生を無視したまま相手を否定する戦争のような政治が不安で不快に思っている」

「民生の核心は経済であり、経済は心理だ。大統領と野党が頭を合わせるだけでも回復の兆しになるだろう」

「大韓民国は完全にダメになりました。韓国の出生率を聞いたある外国人教授が頭を抱える映像が話題になった」

「昨年の合計出生率は0.78。韓国は消滅国家に突入している」

――と国民経済、韓国の将来を心配する書き込みを行っています。

「国民は民生を無視したまま相手を否定する戦争のような政治が不安で不快に思っている」はそのとおりでしょうが、この戦争を始めたのは『共に民主党』に他なりません。

文在寅が大統領に就任し、5年間で行った「保守寄り勢力のパージ」が原因です。韓国ウォッチャーに中でも「ここまでやるかね」という声が上がるくらいの「破壊」を行った、その揺り戻しが来ているに過ぎないのです。

つまり、国民の不安の種をまいたのはまさに『共に民主党』だ、ということになります。火蓋を切ったのは左派・進歩系であり、朝鮮半島の歴史に則った政争が繰り広げられているだけです。全く度し難いことですが。

ちなみに李在明(イ・ジェミョン)さんが言う「外国人教授が頭を抱える映像」は上掲で、Money1でも以下の記事でご紹介しました。

米国博士「韓国は完全に破滅ですね、すごい!」
韓国メディア『朝鮮日報』に面白い記事が出ているのでご紹介します。『EBS ドキュメンタリー』という番組に出演した、アメリカ合衆国のJoan C. Williams(ジョーン・ウィリアムズ)博士が、韓国の合計特殊出生率のあまりの低さに驚愕し、...

合計特殊出生率の異常な低下は、確かに韓国を消滅に導くものですが、これは尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領と李在明(イ・ジェミョン)さんが会談してもどうしようもありません。

『国民の力』からすれば、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が李在明(イ・ジェミョン)さんに会ってもなんのポイントにもなりません。むしろ、大統領を動かしたという事実は李在明(イ・ジェミョン)さんのポイントになってしまいます。

ですから、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は李在明(イ・ジェミョン)さんに会ったりはしないでしょう。岸田文雄のように脇が甘ければ別ですが。

(吉田ハンチング@dcp)

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