2024年04月に行われる韓国総選挙、その前哨戦と目されていた「ソウル市江西区庁長」の補欠選挙でしたが、2023年10月11日に本投票が行われました。
即日開票の結果、『共に民主党』のジン・ギョンフン候補が圧勝しました。Money1でもご紹介してきた『国民の力』の金泰佑(キム・テウ)さんは破れました。
得票率は以下になります。
『国民の力』金泰佑(キム・テウ)候補:39.37%
『共に民主党』ジン・ギョンフン候補:56.52%
『共に民主党』ジン・ギョンフン候補:56.52%
『国民の力』金泰佑(キム・テウ)候補は、ジン・ギョンフン候補に10%ポイント以上の差をつけられました。これは惨敗と呼ぶ他ありません。
Money1でもご紹介したとおり、もともとこの江西区は左派・進歩系の強い地域で、国会議員は3人とも『共に民主党』が押さえています。しかし、2022年06月には金泰佑(キム・テウ)さんが区長に当選。
その後、2023年05月には文在寅政権下の内幕を暴露したことで金泰佑(キム・テウ)さんが逮捕・有罪。08月15日の恩赦で復帰して、旧職に挑戦――という流れでした。結果、破れたわけですが。
1日明け、さすがに与党『国民の力』はどんよりしています。
↑『国民の力』のキム・ギヒョン代表代表(右)もさすがに暗い顔です。2023年10月12日に開催された最高委員会議にて
総選挙の前哨戦とされた補選が負けたことは、『国民の力』にとって痛い一敗です。『国民の力』、『共に民主党』ともに総力を結集した戦いでしたので。
次の総選挙で負けると「尹錫悦(ユン・ソギョル)政権はレームダックに入る」という識者もいらっしゃいます。総選挙までの残り時間、与党『国民の力』がどのように動くのかにぜひご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)