韓国の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が4泊6日のサウジアラビア・カタールの外遊から戻りました。
↑外遊から戻った尹錫悦(ユン・ソギョル)と奥さんの金建希(キム・ゴンヒ)さん。
「韓国の営業マン第1号」を自称する尹大統領は両国でも大車輪で営業。
↑韓国第20代大統領室が公表したサウジアラビア訪問時の動画。『サムスン電子』の李在鎔(イ・ジェヨン)会長の姿も見えます。こうなると国家ぐるみの営業です。
↑カタールを初めて国賓訪問した尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領。
第20代大統領室から正式な金額の公表はないのですが、韓国メディアの報道によれば、総額202億ドル規模の契約と了解覚書(MOU)を締結した、となっています。
カタールでは両国関係を「包括的戦略同伴者関係」に格上げすることになり、46億ドル規模の契約およびMOU締結成果も収めた、とのこと。
特にカタール国王と首脳会談をきっかけに、LNG(液化天然ガス)運搬船を歴代最大の39億ドル規模の契約が締結された――としています。
ジャックポットというべき成果かもしれませんが、尹大統領にとって喫緊の課題は、来る総選挙で勝てるように韓国の皆さんからの支持を集めることです。外交でいくら得点を稼いでもこれが国民からの支持につながるかは分かりません。
実際、このジャックポットはそれほど大きな話題とはなっていません。
韓国経済にとっては良い話なのですが、この5カ月は内政で国民にアピールすることの方が重要です。でなければ、せっかく保守寄りに戻った政権がまた左派・進歩系にひっくり返されてしまいます。
(吉田ハンチング@dcp)