中国が「南シナ海のケーブル敷設」を邪魔して「サイバースペースにおける運命共同体を構築する」

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一般にはあまり知られていませんが、中国は南シナ海における海底ケーブルの敷設を妨害しています。これを報じた『Financial Times』記事に対する回答を中国外交部が行いました。

以下です。

『深圳テレビ』記者:
『Financial Times』は、中国が南シナ海を通る海底ケーブルの敷設・保守計画を、長い承認プロセスと厳しい制限によって妨害しており、ケーブル会社は南シナ海を避ける敷設ルートの設計を余儀なくされていると報じた。

また、『日本経済新聞』は、南シナ海を通る海底ケーブル・プロジェクトの幾つかは、中国当局の長い承認プロセスによって遅れていると報じている。これに対する中国のコメントは?

毛寧:
海底ケーブルは世界のデータトラフィックを支える重要なインフラであり、世界の大陸間通信トラフィックの約99%を担っており、現代の国際通信にとって最も重要な情報キャリアである。

中国は長い間、サイバースペースにおける国際交流と協力を深め続け、海底ケーブルを含むグローバルな情報インフラの建設を積極的に推進してきた。

中国は、国連海洋法条約を全面的に実施し、「海域使用管理法」「海洋環境保護法」「海底ケーブルおよびパイプライン敷設管理規定」「海底ケーブル及びパイプラインの保護に関する規定」などを公布し、中国側の管轄海域において法に従って海底ケーブルを敷設する各国の権利および各国が負うべき義務を明確に定め、中国側の管轄海域を国際海底ケーブルが通過する際の良好な法的保障を提供している。

法制度は、中国側の管轄海域を通る国際海底ケーブルの通過に対して、十分な保障措置を提供している。

中国政府は、他国および電気通信企業が中国側の管轄海域に国際海底ケーブルを敷設することを常に歓迎し、支持しており、中国企業が外国企業と協力して国際海底ケーブルを敷設することを積極的に奨励してきた。

中国は引き続き国際社会と協力し、二国間、地域間、国際間の対話と協力を強化し、海底ケーブルやその他のグローバルな情報インフラの建設を積極的に推進し、海底ケーブルの保護に共同で努力し、グローバルなデジタル接続のレベルを高め、より公平で合理的、安全で安定した、活力に満ちたサイバースペースを構築し、サイバースペースにおける運命共同体を構築するために手を携えていく。

⇒参照・引用元:『中国 外交部』公式サイト「2023年12月28日外交部发言人毛宁主持例行记者会」

「あんたたちが邪魔している」という件についての説明を一切していません。良好な環境を提供しているなら、このような報道は出ません。中国は南シナ海を支配し、外国を排除する方向で動いています。

揚げ句、「サイバースペースにおける運命共同体を構築する」ために協力する――などと述べています。誰がそんなものを構築してくれと言ったでしょうか。

「中国は法治国家である」といいながら、外国の企業人を拘禁するような国なので一切信用してはいけません。

(吉田ハンチング@dcp)

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