2024年01月09日、『韓国銀行』が「2023年11月時点の国際収支統計」のデータを公表しました。以下です。
2023年11月
貿易収支:70億600万ドル
サービス収支:-21億3,490万ドル
第1次所得収支:-1億5,460万ドル
第2次所得収支:-6億5,680万ドル
経常収支(上記4つの合計):40億5,970万ドル⇒データ出典:『韓国銀行』公式サイト「ECOS」
貿易収支は約70億ドルの黒字。12月01日に産業通商資源部が公表した「通関ベースの貿易収支は38億ドルのプラス」でしたので、この結果は予測の範囲内です。
当月の意外な結果は、第1次所得収支がマイナスに転落していることです。国際収支統計の第1次所得収支は、外国から得た所得・支払いの収支を計上する項目です。以下が2023年の第1次所得収支の推移です。
韓国メディア『ハンギョレ』が「韓国も投資のリターンで食べる国になってきた」なんて(貿易収支が凹んでいるのを励ますように)書いていたのですが、ここにきてのマイ転は要注目です。
2023年04月に「-0.9億ドル」と赤字を記録しているのですが、これはいわゆる「残酷な四月」で、海外への配当支払いが増加する月なので当然。しかし、11月のマイ転は解せません。
(柏ケミカル@dcp)