小ネタです。誠に申し訳ありません。
読者の皆さまもご存じのとおり、韓国は囲碁の強い国です。「辛ラーメン」でおなじみの韓国『農心』がスポンサードしている囲碁大会があります。
日中韓の3カ国の囲碁強者が戦う『農心杯』という「対抗戦」の大会です。
面白いのは勝ち抜きルールの団体戦であることです。
国同士、5人・5人でプレーヤーを出しますが、先鋒が最強に強ければ――相手の先鋒・次鋒・中堅・副将・大将と次々に破り、先鋒1人だけで5人を抜き――1人で相手チームを負かすことも可能です。
逆に、味方チームが副将まで負けても、最後の大将が、相手チームの大将を破るところまで勝てば、チームに逆転勝利にもたらすことができます。最終的に日中韓の順位を決めます。
韓国はこの日中韓の戦いで無類の強さを誇っています。以下はWikiから引用させていただいた『農心杯』のこれまでの結果です。
⇒参照・引用元:『Wikipedia』「농심 신라면배 세계바둑 최강전」
1999~2000年開催の「第1回大会」から2024年02月24日に授賞式が行われた「第25回大会」まで、韓国は16回も優勝しています。中国は8回で、日本は2005~2006年開催(第7回大会)の1回しかありません。
第1回大会の結果が分かった2000年生まれで、まだ弱冠23歳ながら、無茶苦茶に強い韓国人棋士がいます。
申眞諝(シン・ジンソ)さん(九段)という方ですが(上掲写真)、2024年02月20日までの記録で、公式戦881試合して687勝、勝率なんと「78.0%」を誇っています。
練達の棋士相手に8割勝つ――この記録は驚異的です。
例えが適切かどうかは分かりませんが――将棋と囲碁とテーブルゲームの違いはあるものの、韓国囲碁界の藤井聡太さんみたいな人です。
直近の『農心杯』で、韓国チームは中国チームに「残すは大将の申眞諝(シン・ジンソ)さんのみ」というところまで追い込まれました。
ところが、申眞諝(シン・ジンソ)さんはそこから1人で中国チームの5人を立て続けに破り、まさに一騎駆けで大逆転勝利を収めたのです。結果、上掲のとおり、第25回大会は韓国の優勝となりました。韓国メディアでは、「奇跡のような6連勝を実現」と絶賛しています。
確かにすごい結果なのですが、今回ご紹介したいのは――面白い写真です。以下をご覧ください。
スポンサードしているのが、あの『農心』なので仕方ないかもしれませんが、辛ラーメンがぐいぐいキてる対局場なのです。
もうちょっと目がチカチカしない、落ち着いた雰囲気の対局場にならないものでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)