韓国空軍は主力戦闘機として最新鋭のF-35Aを導入しています。
米韓演習が行われましたが、その舞台裏でF-35Aについてドタバタがあったことが分かりました。
韓国メディア『朝鮮日報』の記事より以下に引用します。
去る06月、空軍は最新鋭ステルス戦闘機であるF-35Aを点検したが、航空電子系統に欠陥が発見され、飛行計画を急きょ取り消さなければならなかった。
5年ぶりに実施される米韓連合飛行訓練を前に1カ月もない状況だった。
去る05月には飛行を終えて帰ってきたF-35A戦闘機が射撃など火力制御系統で異常が発見され、整備所に送られた。
去る01月の飛行では、訓練を終えたF-35Aがランディングギアが出ず、胴体着陸する痛い事故が発生した。
(中略)
国会国防委所属『国民の力』申源湜(シン・ウォンシク)議員が入手した空軍の資料によると、F-35A戦闘機は昨年から今年06月まで点検過程で飛行不能状態172件、特定任務不能状態62件判定を受けたと集計された。
昨年の飛行不能状態は117件、特定任務不能状態は45件発生した。
今年上半期はそれぞれ55件、17件だった。
戦闘機は飛行前後など随時点検を受けるが、この時に異常が発生すると、飛行自体や急降下・音速飛行、レーダー活用追跡作戦など特定任務作戦活動に制限を受ける。
(後略)
米韓軍事演習まで1カ月を切った段階で、F-35Aに不具合が確認されて演習での飛行計画を修正しなければならないほどのドタバタだったというのです。
韓国空軍はF-35Aを、1機「1,000億ウォン」で導入したとされますが、直近1年半の間に計234回の不具合が発生し「飛行不能」「特定任務不能」となったとのこと。
韓国軍にはなぜだか常に整備問題がついて回りますが、F-35Aも例外ではないようです。
(吉田ハンチング@dcp)