中国な内国経済を盛り上げるために外国からの観光客誘致に力を入れています。
「誰が拘束されるような国に行くものか」――なのですが、中国は真剣です。経済が傾いており、消費が上向いているとは到底見えません(中国当局は回復していると公表していますが識者の皆さんはウソだと考えています)。
中国政府からすれば「外国人が中国を訪問して消費してくれれば助かるなあ」――なのですが、当局の思惑一つで逮捕されるような国に行きたがるバカはいません。
それは韓国でも同じで、実際、「韓国人の訪中が激減した」というデータが出ました。
2023年08月、中国政府は(もったいぶった揚げ句に)韓国の団体観光ビザを許可しました。以降の旅客数は回復したのか?です。韓国メディア『毎日経済』が分析したデータを以下に引いてみます。
仁川-北京を結ぶ便を利用した旅客数を、コロナ前の2019年と2024年で比較すると……。
2019年第1四半期:27万1,568人
2024年第1四半期:14万9,165人
(2019年 ⇒ 2024年:45.1%減少
2024年第1四半期:14万9,165人
(2019年 ⇒ 2024年:45.1%減少
コロナ前から45.1%も減少した状態で、つまりちっとも回復していはおりません。
『毎日経済』は以下のように書いています。
(前略)
韓国企業の「脱中国」現象も韓中間の人的交流が減った原因の一つだ。米中間の覇権競争の激化と中国の景気悪化などの余波で中国事業を縮小したり、中国内の生産施設をベトナムなどに移転する企業が増え、中国出張需要が急速に減少している。
『輸出入銀行』によると、昨年、中国現地に新設された韓国法人の数は205社に過ぎなかった。10年前の2013年の834社と比べると=”bold”>4分の1水準だ。
(後略)
韓国企業も中国を忌避しています。「猫またぎ」なんて言葉がありますが、中国はもはや「韓国またぎな国」です。
(吉田ハンチング@dcp)