『現代自動車』自律走行車の開発「追加で1.3兆」突っ込む

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アメリカ合衆国の電気自動車メーカー『Tesla(テスラ)』が中国となんらかの手打ちに達したようで、それは自律走行車を中国に投入できることではないか――という見立てが出ています(総帥イーロン・マスクが訪中して李強さんと会談を行いました)。

人命が安くて中国共産党が法律をなんとでもできる中国なら、完成していない自律走行車でも投入可能と見られる――というわけです。中国の皆さんにとっては迷惑でしょうが、企業にとって規制の少ない実験場は助かります。

『Apple(アップル)』が自律走行可能な「アップル・カー」の開発から手を引いたようですので、『テスラ』としては自律走行車をどこよりも早く完成させて、市場の需要を喚起したいところです。

なにせ電気自動車の需要が低迷してきましたので、一発「需要の起爆剤」が必要なわけです。

それは韓国企業も同様で、なにせ内燃機関エンジンは日本からの技術剽窃でここまできて、「電気自動車だー!」となったものの、需要低迷で先行き不透明。

韓国ドメスティックな『現代自動車』『起亜自動車』は、このまま沈むわけにはいきません。剽窃根性(韓国ではキャッチアップ戦術といいます)が湧き上がったらしく、「自律走行車」に追加で大金を張ることにしたようです。

自律走行開発会社に1.3兆突っ込むぞ!

『現代自動車』グループが、アメリカ合衆国の合弁会社『Motional(モーショナル)』に1兆3,000億ウォンを追加出資する――という情報が出ました。


↑自律走行実験に使われているのも『現代自動車』の「IONIQ5」です(『Motional』公式サイト)/スクリーンキャプチャー

『モーショナル』は、『Aptiv』(ラスベガスでサービス実証を進めていた合衆国サプライヤー)と『現代自動車』の合弁企業です。『現代自動車』は、2019年に『Aptiva』と業務提携を交わして『モーショナル』を立ち上げました。

「全電動IONIQ5 ロボタクシー」を開発し、同車は「SAE レベル4の自律走行車」であり、「ドライバーなしでも安全に運行できる」としています。

『現代自動車』グループは、有償増資を行うと同時に『Aptiv』の保有する『モーショナル』株式も買収する予定です。

『現代自動車』:3,450億ウォン
『起亜自動車』:1,860億ウォン
『現代モービス』:1,320億ウォン

を投入し、『Aptiv』から持ち株11%(6,250億ウォン)を買収する予定です。

これは05月中にも実行されると見られていますが――計「1兆2,880億ウォン」を投入して、『モーショナル』の株式66.8%を握る――という計画です。

さて、自律走行車の覇権を握るのはどこになるでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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