2024年05月17日、韓国の企画財政部は「2024 国家財政戦略会議開催」についてのプレスリリースを出しました。
⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「2024 国家財政戦略会議開催」
今回の会議では「’24~’28年中期財政運用および’25年度予算編成の方向性」について議論されました。会議のテーマは「節約して国づくり、民生を温かく!」でした。
「節約して」と入っていることからも分かるとおり、要は「お金がないねん」なのです。
プレスリリースでは省かれていますが、崔相穆(チェ・サンモク)副首相兼企画財政部長官は、会議において重要な発言を行いました。
「来年度予算増加分は全て義務支出に当たっており、新規増額事業が事実上不可能だ」
「民生課題など政府がしなければならないことに財政を支援するためには、省庁別に無駄を取り除く作業が先行されなければならず、構造調整実績に応じて予算上のインセンティブを付与する」
もはや自由裁量で突っ込めるお金がないとはっきり述べました。
これは、左派・進歩系・ポピュリスト『共に民主党』が主張している「補正予算を組んで国民にお金をまけ」に対する牽制でもあります。
韓国の企画財政部は、「省庁事業の妥当性を全て再点検し、優先順位が低く、成果が不十分な事業は果敢に削減または廃止する」ことにしました。
同時に「類似・重複事業は整理し、余裕のある基金から財源が不足した基金に資金を移し、より効率的に財政を管理。教育交付金の改編も推進」としました。
2024年はまだ05月なのですが、韓国政府はもうFrozen Operationに入りました。それだけお金がないのです。
(吉田ハンチング@dcp)