2024年05月27日、中国公安(警察)が呆れるような発表を行い、中国語ネット上でも盛大に失笑を買っています。
以下に報道官が述べた中から面白い部分を引用します。
(前略)
2023年、全国の公安機関が捜査・処理した刑事事件の提訴件数は2019年に比べ12.9%、公安事件の捜査・処理件数は9.7%それぞれ減少し、爆発事件・殺人の8類型の重大・凶悪な刑事事件の件数は10.7%減少し、人口10万人当たりの殺人発生件数は0.46件となった。中国は世界で最も殺人の発生率が低く、刑法犯の発生率も低く、銃器や爆発物の事件も少ない国の一つである。
(後略)
最後に引いた部分「中国は世界で最も殺人の発生率が低く、刑法犯の発生率も低く、銃器や爆発物の事件も少ない国の一つである」が、中国の皆さんの失笑を買っています。
このニュースに対するネット上での反応を拾ってみると――。
“关键是统计,不统计就不算在内,公认?光公安认吗?”
「重要なのは統計だ。カウントされなければ統計にならない。公安だけが認めているんじゃないのか?」
“醒醒吧,中国晚上一点都不安全!”
「目を覚ませ。中国の夜は安全ではない」
“我只知道钓鱼经常钓起尸体!”
「私が知っているのは魚を釣りに出かけるとよく死体が上がるということだ」
最後は強烈ですが、この人は雲南省のSNSユーザーです。中国の皆さんからこのようなリアクションが出るのは、周囲を見渡して……、日々のニュースを見て……「治安は悪い」と実感しているからです。
(吉田ハンチング@dcp)