「140億バレル出るぞー」の続きです。
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領自身が説明するほど力の入った「日本海の韓国領海内に最大140億バレルの原油、天然ガスがある」という説明でしたが、韓国メディアは疑惑の目を向けています。
Money1でも先記事でご紹介しましたが、産業通商資源部から評価を依頼されたのはアメリカ合衆国『ACT-GEO』社とされています。
2024年06月05日、同社の顧問Victor Abreu(ビクター・アブル)さん(上掲写真)が訪韓。韓国で本件が話題になっため、説明のために韓国を訪問したとのこと。
↑『ACT-GEO』のVictor Abreu(ビクター・アブル)顧問が訪韓しました。2024年06月05日、空港で記者からの質問に答えるアブルさん。YouTube『中央日報』チャンネルの動画
アブルさんによると、140億バレルの埋蔵量について「(可能性は)非常に高い」(very high possible)と述べました。一方で「経済的価値については秘密保持契約を締結しており、話すことは難しい」とも。
「可能性」であればどんな可能性だってあるでしょう。
結局「掘ってみなきゃ分からん」なのです。
↑世界最大の掘削業者である『シードリル』の掘削船「ウエストカペラ号」。『サムスン重工業』製です。
ただ面白いことがあります。試掘を2024年末には始める――という話ですが、使用するドリルシップは『サムスン重工業』が造ったものになる予定です。
『サムスン重工業』のドリルシップといえば、「在庫で余ってます」という前代未聞な状態だったのですが、回り回って「故郷」ともいえる韓国の地(海ですけど)で活躍できるというのは、なかなか「いい話」ですね。
ちなみにアブルさんの正式な記者会見は2024年05月07日に開催される予定です。お楽しみに!
(吉田ハンチング@dcp)