韓国05月時点ですでに予算を超えて赤字!「国税収入 9兆ショート」「国家債務 54兆増加」

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2024年07月11日、韓国の企画財政部が「月刊財政動向07月号」を発刊しました。結論からいれば、財政状況が悪くなっています。

公開されたデータを引用しながら要点を見てみましょう。まず、韓国政府の収入と支出のバランスです。


↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。

2024年01~05月累計
国税収入:151.0兆ウォン-9.1兆ウォン

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「『月刊財政動向』2024年07月号発刊」

注目されている国税収入は、01~05月累計・対前年同期比で9.1兆ウォン減少しています。2023年01~05月は「160.2兆ウォン」あったのですが、2024年は「151.0兆ウォン」しかありません。

約9兆ウォンのショートです。

2024年01~05月累計
統合財政収支:-52.2兆ウォン
管理財政収支:-74.4兆ウォン

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「『月刊財政動向』2024年07月号発刊」

単純に収入から支出を引いた「統合財政収支」は01~05月累計で「-52.2兆ウォン」。

政府の財政収支を判断するときは、普通は国民年金など社会保険の収支も入れて見ます。韓国でいえば「管理財政収支」の方が重要です。しかし、当月ご注目いただきたいのは、政府の収入・支出しか考えない統合財政収支の方です。

上記のとおり、「-52.2兆ウォン」ですが、2024年度の予算では「-44.4兆ウォン」なのです。

つまり、05月時点ですでに予算を超えた赤字を記録しているのです。しかも7.8兆も赤字額が増えています。

あと7カ月あるのにどうするんだ――という話です。

この先、政府の税収が増える可能性があるのか? ですが、一つだけあります。不動産取引が大きくなれば、文在寅政権下で通した不動産関連税の収入が増加する可能性はあります。

しかし、先にご紹介したとおり、不動産取引の増加というのは、国民の負債を増やして達成されるものです。韓国の家計負債を積み上げる速度は異常――となっているに、ここでまた加速していいのか?です。

次に、韓国政府の負債(返済しなければならないお金ですので「債務」)を見てみましょう。

2024年05月
中央政府債務:1,146.8兆ウォン

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「『月刊財政動向』2024年07月号発刊」

韓国政府の負債は05月末時点で「1,146.8兆ウォン」となりました。

2023年末時点では「1,092.5兆ウォン」でしたから、5カ月で「54.3兆ウォン」も増えています。

つまり、韓国政府は1カ月に10兆ウォンを超えるペースで負債を積んでいるのです。

2024年の予算は「1,163.0兆ウォン」ですから、あと7カ月あるのに「16.2兆ウォン」しか増やせません。このままのペースでいくと、あと2カ月で予算を突破した負債残高となるでしょう。

しかも、これは「中央政府」分だけです。地方政府分は入っていません。

Money1で何度もご紹介してきたとおり、韓国政府の財政は火の車で、『韓国銀行』から短借を繰り返して凌ぐ自転車操業となっています。

さあこのザマをどうするつもりなのでしょうか?

文在寅政権下では、左派・進歩系アンポンタン議員が文在寅の意を汲んで、不動産市場の高騰を抑えるために、(まさに懲罰的に)税金を掛ける(増やす)法律ばかりを通過させました。

市場というのは、需要供給のバランスで成立しています。

価格が上がるのは需要過多に対して供給が足らないからです。にもかかわらず、文在寅時代には、供給を増やさず、やたらと不動産関連に課税しました。

これが、文在寅政権がいくら手を打とうが不動産価格が下がらなかった理由の一つです。簡単にいえば、打つ手が頓珍漢だったのです。

勢いのついた韓国の皆さんは、課税なんか後で考えるとばかりに、お金を注ぎ込み続けました。で、政府は「不動産関連の税収が増えたバンザーイ」となりました。ばっかじゃねーの、という話なのです。

文在寅政権下での「税収が上振れしちゃったよーん」という件は、例えば以下の先記事を参照してください。

韓国「税収が予算と59兆もずれる」いくらなんでもブレすぎだ、と批判
いや、上ブレしたので良かったですが、いくらなんでもブレ過ぎです。なんの話かというと、韓国の2021年の国税収入です。予算を立てたときよりも「60兆ウォン」増えたと推計できるのです。まず、2021年01~11月の実際の国税収入と予算は以下のと...

(吉田ハンチング@dcp)

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