中国「小籠包も消える街角」なぜ中国だけ……の声

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鼎泰豊ディンタイフォン』は有名な点心料理のチェーン店。名物は「小籠包」です。


↑『鼎泰豊』の本社は台湾にあります/同店の公式サイト(繁体字版):スクリーンキャプチャー

日本にも出店していますので、読者の皆さまの中にも「行ったことある!」という方がいらっしゃるでしょう。

2024年08月26日、『鼎泰豊』は自身のHPで、中国本土の北京、青島、厦門、西安など14店舗を閉鎖すると発表しました(上掲)。

これは『北京恒泰豊餐飲有限公司』の営業許可の期限切れに伴うもので、『上海広成餐飲管理有限公司』が上海、広州、深センなどで運営する18店舗は通常通り営業を続ける――とのこと。

ただ、この閉店によって、中国北部地域で『鼎泰豊』のチェーン店はなくなりました。

なぜ閉店に至ったのかについては、上記とおり一応「契約期限切れ」とのことですが、『北京恒泰豊餐飲有限公司』の総支配人である楊炳坤さんは、

「今回の決定は主に中国の飲食市場における激しい競争と経済の低迷などの要因を考慮したものである」

と述べたとのこと(台湾メディアの報道による)。

Money1でもご紹介してきたとおり、中国の飲食店は廃業ラッシュで大変なことになっています。経済が低迷しており、中国の皆さんは外食を控えているのです。『鼎泰豊』の閉店は、中国経済が低迷していることの証左といえるのではないでしょうか。

『鼎泰豊』は中国本土だけではなく、日本、アメリカ、タイ、シンガポール、インドネシア、韓国、マレーシア、UAE、フィリピン、イギリスと全世界的に支店を拡大しています。

しかるに、世界第2位の経済大国、人口が14億人(公称)の国で一気に14店舗も閉店というのは「何かがおかしい」としか言えません。実際、ネット上では「なぜ中国だけそれほど閉店になるのか」という声があります。

飲食業に限らず外資は中国本土から撤退してます。中国が不景気でもうからないのはもちろんですが、中国共産党に何をされるか分からないというリスクがあるからです。


↑この美味しい『鼎泰豊』の小籠包も中国北部では食べられなくなりました。

(吉田ハンチング@dcp)

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