韓国政府「教育部」の長官候補となった人物がとんでもないヤツだった――ということが明らかになりました。『朝鮮日報』のスクープです。
Money1でもご紹介したとおり、もともと教育部長官の候補者となったのは李鎮淑(イ·ジンスク)さんでした。

↑国会の人事聴聞会で火だるまになった李鎮淑(イ·ジンスク)さん。
ところが、論文の盗用疑惑などの疑惑が噴出し、国会の人事聴聞会で紛糾。
李鎮淑(イ·ジンスク)さんは結局、長官氏名を辞退することになりました。
――で、大統領から次の候補者と氏名されたのが、崔敎振(チェ・ギョジン)という人です。

さすが左派・進歩系政権、この崔敎振(チェ・ギョジン)さんはあの『全国教職員労働組合(全教組)」出身です。
日本には『日教組』という左巻きの組織がありますが、それの韓国版と見ればいいです。
全教祖は韓国の教育を左巻きにしようと活動する組織です。結成当初は「違法組合」とされ、多くの教員が解雇・弾圧を受けました。合法化されたのは1999年(民主化以降のこと)のこと。
要するに容共組織と認識されていたわけです。
そもそも組織率(全教員に占める組合員の比率)は最盛期においても1割ぐらいだったとされますが、その発言力と影響力は大きなもので、組合員が減った現在でも、声の大きい団体です。
そもそもが全教組出身というだけで「?」なわけですが、『朝鮮日報』の記事よれば、崔泰源(チェ・テウォン)さんは、これまでに16回も北朝鮮を訪問していることが分かりました。
※崔敎振(チェ・ギョジン)さんは1989~1998年に『全国教職員労働組合』忠清南道支部長、常務副委員長を務めています。学生時代から民主化運動に関わり、軍に強制徴集された経歴があります。
同報道では、崔敎振(チェ・ギョジン)の身体検査を行ったところ、過去に「統一部に対して北朝鮮への渡航許可申請(2003年~2011年)を17回行い、そのうち16回許可された――とのこと。
韓国の教育部の長官が北朝鮮に16回も行ったことのある人物になりそうなのです。

念のために書きますが、韓国の国家保安法では北朝鮮政府を反国家団体と規定しています。
※1991年の憲法裁判所の判断では「北朝鮮当局は大韓民国の領土の一部を実効支配しているが、憲法上の国家承認対象ではなく、国家保安法上の反国家団体である」なのです。
反国家団体の支配地に17回も行きたがる人物です。普通に考えれば「北朝鮮シンパ」であり「もしかして北朝鮮のスパイなのでは?」と疑惑が想起されてもおかしくないでしょう。
今回の『朝鮮日報』のスクープ報道が面白いのは、最後の部分です。以下に回答箇所を引いてみます。
(前略)
崔候補者は過去、自身のソーシャルメディアに北朝鮮関連の文を投稿したこともあった。彼はFacebookに、2007年に平壌を訪れた後に感じた点を書いた。
彼はこの文で、
「順安空港に初めて足を踏み入れた瞬間、思わず感動の涙が流れ、その場にひれ伏して地面に口づけしたいほど感激した。
北側が最悪の状態を苦難の行軍で乗り越え、いま自信を持つようになったようでうれしかった」
と記した。
2013年04月には、ある児童文学作家の文章をフェイスブックに投稿し「ありがたくて涙が出る」と書いた。
該当の文というのは、
「北の地でミサイル発射台を動かす手が忙しくなるほど、われわれはさらに多くの武器を溶かして花の萼を作り、核兵器を作って脅かすほど、われわれはより清らかな素肌で両腕を広げ心臓を差し出すしかないのです。
より多くの米を、より多くの薬を、より多くの花を、より多くの愛を前進配備したミサイル発射台の前に持っていくこと、それだけがこの戦争を防ぐことになるのではないでしょうか」という内容だった。
⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「」
このような北朝鮮にシンパシーを示し、涙を流すような人物が韓国の教育部の長官に就任するかもしれないのです。
指名したのはもちろん、韓国大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんです。彼は気がヘンなのでしょうか。あるいは、自身を指示した層への論功行賞の一環でしょうか。
ちなみに、この崔敎振(チェ・ギョジン)さんも前科者です。
1989年09月05日:国家公務員法違反で懲役6カ月、執行猶予1年
2002年08月14日:一般交通妨害、業務妨害、集会およびデモに関する法律違反、教員の労働組合設立および運営等に関する法律違反で懲役1年執行猶予2年
(2004年05月26日に特赦)
2003年12月29日:道路交通法違反(飲酒運転)で罰金200万ウォン
ざっと調べただけで、これだけ出てきます。
(吉田ハンチング@dcp)






