先の記事でご紹介した、『全国経済人連合会』が行った韓国輸入企業へのアンケート調査。2020年04月09日にプレスリリースが公表されたのですが、実は続きがありまして。後段にこういう部分があるのです。
(前略)
最近の為替の上昇に必要な政策では、外国為替市場急変動緩和措置(44.1%)、日本など主要国との通貨スワップ締結(32.2%)、輸入金融‧保証サポートの拡大(16.9%)、マーケティング支援などの輸入インフラ構築(6.8%)などの結果となった。
(後略)⇒参照・引用元:『全国経済人連合会』「為替レートの変動による輸入企業への影響」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※赤アンダーラインは筆者による(以下同)
「為替レートを安定させるには?」という質問に対して「日本など主要国との通貨スワップ締結」という選択肢があったらしく
、「32.2%」の回答を集めています。
また、さらに以下のような文が続くのです。
ギム・ボンマン『全経連』国際協力室長は「最近コロナ19の世界大流行に国際金融市場が不安定になり、私たちの外国為替市場も一緒に変動性がひどくなり、輸入企業の隘路がひどい」とし、「追加の衝撃が来たときに備えて、追加の安全弁が必要である」と述べ、「日本など主要国との通貨スワップを二重三重締結し、外国為替市場の不安心理を最大限払拭させなければならない」と強調した。
(後略)
先にもご紹介しましたが、この『全経連』さんは、日本だけではなく「ハードカレンシーを持つ国と地域」とのスワップラインを結ぶことにご執心のようです。
(柏ケミカル@dcp)
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