韓国大手企業は海外市場でこけたら「おしまい」。Top5企業は海外市場に平均70％依存している

何回書いたか分かりませんが、韓国は輸出産業に依存した国です。各企業もまた海外市場に依存した構造になっています。そのため、今回の新型コロナウイルス騒動のようなことがあって、海外市場へのアクセスが断たれると総崩れとなるのです。

韓国の企業がいかに海外市場頼みかを示すデータがあります。

韓国のシンクタンク『韓国経済研究院』が2019年の実績を基に売上高の多い100社をピックアップ。そのうち、海外・国内市場の売上高を切り分け可能な69社を選び、売上比率がどのようになっているかを調査しました。

結果は以下のとおりになります。

当然というべきか、驚くべきというべきか、韓国企業は売上高の大きな企業になればなるほど海外市場への依存度が高くなるのです。

ちなみに、トップの中のトップ、売上高最上位の5社というのは、『サムスン電子』『現代自動車』『ポスコ』『LG電子』『起亜自動車』です。

この5社の、総売上に占める海外市場での売上の比率を見てみると以下のようになります。

『サムスン電子』：85.2％
『現代自動車』：64.2％
『ポスコ』：36.5％
『LG電子』：64.2％
『起亜自動車』：69.2％
平均：70.6％

鉄鋼メーカーの『ポスコ』以外は海外市場における売上が高く、いかに海外市場に依存しているのかが分かります（『サムスン電子』は異常なほどです）。

新型コロナウイルス騒動もあって、韓国輸出産業の退潮ぶりがより明確になっていますが、先からご紹介しているとおり、これはコロナ以前から始まっていたことです。

内需で経済を回す方向に舵を取ることもできたはずですが、すでに韓国はそのタイミングを逸しました。もはやこのままいくしかない状況です。だからこそ、いよいよマズイのです。

(柏ケミカル＠ｄｃｐ)