「外国人によるセルコリア(韓国売り)」の件です。
『韓国銀行』から「2020年6月以降、国際金融・為替市場の動向」が公表され、その中に「外国人証券投資資金」のデータがあります。
⇒データ引用元:『韓国銀行』公式サイト「2020年6月以降、国際金融・為替市場の動向」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
これで外国人投資家の韓国株式市場での動向を確認すると、
2020年06月:▲4.4億ドル
と赤字。日本円で「約470億円」の資金流出です。
2020年01-06月の累計では「▲213.6億ドル」ですので、「約2兆2,834億円」の資金流出です。
Money1では連日、KOSPI(韓国総合株価指数)の動向についてご紹介していますが、外国人投資家はほとんど毎日「売り越し」です。その結果が積み上がってこの数字になっています。
徐々に赤字額は小さくなっているのですが、韓国株式市場における「外国人によるセルコリア」はまだ止まってはいません。
確かに外国人は韓国の債券市場にお金を入れているが……
韓国メディアでは、同じ資料を基にして「株式市場では資金流失が続いている」しかし「外国人投資家は韓国の債券市場にはお金を突っ込んでいる」という記事が出ています。
株式市場で巨額を売り逃げている外国人投資家ですが、確かに韓国債券市場にはお金を突っ込んでいます。
その収支は「188.9億ドル」(約2兆193億円)の黒字です。
ですが、手放しで喜んでいる場合でしょうか。
債券の場合は、「満期日」が来るのです。それまで利子を払い続け、満期日が来たら投資家に元本を償還しないとけません。「償還できません」になったらデフォルトです。債券に投資してくれているぞ!といいますが、外国人から借金を重ねているという見方だってできるのです。
以前からご紹介しているとおり、韓国では政府・企業・家計の3つで異常なスピードで借金が増加しています。ドボンの確率が上がっているのです。
※ドル円換算は2020年07月10日の「1ドル=106.90円」を用いました
(柏ケミカル@dcp)