Money1では先に↓のような記事を上げました。さすがに韓国内でも「韓国版ニューディールなんていってるけどさぁ……」という声が上がっており、韓国メディアが記事にしています。
「韓国版ニューディールはクズ雇用」という非常に辛辣(しんらつ)なタイトルで、相当頭にきたのでしょう、という内容です。2020年07月25日の『朝鮮日報(日本語版)』から一部を引用します。
政党『時代転換』の趙廷訓(チョ・ジョンフン)議員が24日、政府の「韓国版ニューディール」雇用政策について、「韓国の若者たちはこのような仕事を『クズ雇用』と言う」と批判した。
(中略)
趙廷訓議員は同日のラジオ番組で、「計算してみると、政府が2年間で作ると言った雇用にかかる予算は(1雇用あたり)5,500万ウォン(約486万円)で、1年で割ると2,000万ウォン(約177万円)を少し超える額。簡単に言えば、最低賃金を与えるということだ」と語った。
そして、「洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相に聞きたい。果たして首相のご子息が仕事をするとすしたら、こういう仕事を本心からお勧めになれるのか、そうでなければ『仕事がないから、これでも』という程度の雇用を『雇用の生産』というのか」と問いかけた。
(後略)⇒参照・引用元:『朝鮮日報(日本語版)』「韓国版ニューディールはクズ雇用」
※赤アンダーライン、強調文字、「,」のケタ区切りは筆者による(以下同)
非常に厳しい言葉ですが、全くそのとおりですので現政府は返答に窮するでしょう。
韓国政府は公務員、しかも短期のアルバイトの公務員を増やそうとしており、そんなものでは何の解決にもならないのは自明のことでしょう。
先にご紹介したとおり、IMFアジア太平洋担当局長のイ・チャンヨンさんからも愚行だと指摘されています。でも、現政権は止めないに違いありません。
行く先は暗いものになりそうですが、韓国の人はこれを許容するのでしょうか。
(柏ケミカル@dcp)