【韓国でお金が回らない】韓国「5万ウォン札」が戻ってこない!

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5万ウォン券」は韓国で最も高額の紙幣です。2009年06月23日に登場し、慶弔費に多く使われるようになっており、そのため「秋夕」(2020年は09月30日、10月01-02日)の連休などにはないと困る紙幣なのです。お祝いに包んだりしますので。

ところが本年、『韓国銀行』が例年より多い「16兆6,000億ウォン」分を供給したのに、国民が銀行に行ってもないというのです(昨年は16兆3,000億ウォン)。

韓国メディア『毎日経済』が本件を記事にしていますが、興味深いのは次のデータです。

(前略)
発行された貨幣が『韓国銀行』に戻ってきた割合を示す「返還率」を分析してみると、5万ウォン券の返還率は、今年03月から08月の間「20.9%」に過ぎなかった。

前年同期「60.1%」であった点を勘案すれば、たんす金庫に入った5万ウォン札が再び出てこない割合が急増したという意味だ。
(後略)

⇒参照・引用元:『毎日経済』「多く供給した5万ウォン札はどこへ…『脱税の保有懸念も』」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)

2019年は同時期に返還率が「60.1%」もあったのに、2020年は「20.9%」にまで落ち込んでいます。上掲にもあるとおり、国民がどこかにためこんでいるというわけです。

先にもご紹介したとおり、韓国政府、『韓国銀行』、国策銀行、市中金融機関はお金をじゃぶじゃぶ回しています(M2は「3,092兆ウォン:07月時点速報値」に達しています)が、韓国の実体経済は悪化し続けています。

消費、企業の投資にお金が回っていないことが分かるわけですが、この「5万ウォン券が返ってこない」というのも同じ文脈で理解できます。景気の悪化が深刻なので「使わないでためておかなきゃ」となっているわけです。

やはり韓国ではお金が回ってないのです。ですから、韓国経済の回復はまだ先のことになるでしょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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