【半導体戦争】中国「半導体の学校」開設と公表! 半導体産業の人員不足が深刻

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アメリカ合衆国中国半導体を製造させない、渡さない戦術を取っているため、中国のIT関連産業は著しい劣勢に立たされています。

半導体崛起(くっき)」を唱えていますが、中国一の野心的なプロジェクトが「詐欺でした」みたいな話で頓挫するなど、なかなか思うようにはいっていません。

半導体産業の人材を育成するためでしょう、2020年10月22日、中国は「南京集成電路研究所」の設立を発表しました。『中國南京集成電路大學』の名前を冠しており、高等教育と半導体産業のための人材育成を主に行うとしています。

本件を報じた『Taiwan News』によると、これは半導体関連産業に従事する人員が著しく不足した中国の現状を反映したものとのこと。

同記事の一部を以下に引用します。

(前略)
(同校では)理論集約型のコースよりも、実践的でスキル指向の学習が多くなる。

中国のメディアによると、参加者には学位ではなく資格が授与されるとのこと

リポートによると、中国は2018年の段階で約10万人の人材不足に直面しており、2021年までにその不足が26万1,000人に達すると予想されている。
(後略)
⇒参照・引用元:『Taiwan News』「中国は半導体産業が直面する人材不足に対し最初の「チップスクール」を開校」(原文・英語/筆者(バカ)意訳)

つまり、この施設は半導体産業に必要な実地のスキルを身に付け、現場で働くための資格を得るための、いわば専門学校のような役割を果たすものといえそうです。

このように地道な活動で「合衆国に追いつけ、追い越せ」なら好感が持てるのですが、「千人計画」による先端技術のぶっこ抜きみたいなことも仕掛けてくるので、中国には油断してはいけません。

(松田ステンレス@dcp)

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