韓国『サムスン電子』の2020年第3四半期絶好調という話はどうなったんだ……というデータが出ました。半導体についてです。メモリー半導体の価格が下落して、『サムスン電子』と『SKハイニックス』が大きな影響を受けているという件です。以下は調査会社『トレンドフォース』のデータです。
2020年第3四半期 DRAM売上
『サムスン電子』:72億1,400万ドル(対前期比:3.1%減少)
『SKハイニクス』:49億2,800万ドル(対前期比:4.4%減少)
『サムスン電子』:72億1,400万ドル(対前期比:3.1%減少)
『SKハイニクス』:49億2,800万ドル(対前期比:4.4%減少)
※「前期」は「2020年第2四半期」のことです
09月15日に『ファーウェイ』(Huawei:華為技術)へのアメリカ合衆国による制裁が発動されたため、それまでに同社は半導体をかき集めました。その特需で半導体メーカーはウハウハだったはずなのですが……これは意外な調査結果です。
この結果について、メモリー半導体の「数」は出たが「単価が下落」したため、売上高では減少した、と分析されています。
なんだそれ―という話です。『ファーウェイ』が必死になって半導体をかき集めたので、価格が上昇しているなんて話もあったのですが……。16日以降にダブついたメモリー半導体の価格が下がったということでしょうか。なんとも腑に落ちませんが、韓国企業にとってはガッカリの調査結果となっています。
(吉田ハンチング@dcp)