韓国の投資家が2020年に韓国内株式市場のどの銘柄に最もお金を突っ込んだのかのデータが出ました。
Top10は以下になります(表組は横にスクロールできます)。
銘柄 | 金額 | 収益率 | |
第1位 | 『サムスン電子(普通株)』 | 9兆5,952億ウォン | +46.74% |
第2位 | 『サムスン電子(優先株)』 | 6兆1,013億ウォン | +61.40% |
第3位 | 『KODEX200インバース2X』 | 3兆5,862億ウォン | -59.94% |
第4位 | 『現代自動車』 | 2兆5,900億ウォン | +62.71% |
第5位 | 『NAVER』 | 2兆525億ウォン | +60.27% |
第6位 | 『新韓金融フィナンシャルグループ』 | 1兆2,931億ウォン | -24.77% |
第7位 | 『カカオ』 | 1兆2,172億ウォン | +155.41% |
第8位 | 『SK』 | 1兆1,863億ウォン | -6.78% |
第9位 | 『セルトリオンヘルスケア』 | 1兆1,235億ウォン | +209.89% |
第10位 | 『韓国電力』 | 1兆972億ウォン | -3.86% |
日本人でも知っている銘柄が並んでいます。韓国経済をほとんど1社で支えているといわれる『サムスン電子』は普通株と優先株と合わせてワンツーフィニッシュです。「15兆6,965億ウォン」も買われています。
面白いのは、
第3位 『KODEX200インバース2X』3兆5,862億ウォン/収益率-59.94%
です。先にご紹介したことがありますが、これはKOSPIと反対の動きをするよう組成されたETFです。しかもダブルインバースですから、上下動は倍になります。つまり、KOSPIが下がればその倍もうかるという商品です。これが第3位に入っているということは、「もうそろそろ下がるころだろう」とお金を突っ込んだ投資家が多かったわけです。
ところが……読者の皆さまもご存じのとおり、KOSPIは史上最高値まできました。「収益率-59.94%」ですから、これにお金を突っ込んで阿鼻叫喚の地獄を味わった人も多かったことが分かります。
さてさて、2021年の韓国株式市場はいかなることになるでしょうか?
(柏ケミカル@dcp)