韓国の自動車メーカーでトタバタが続いています。今度は『ルノーサムスン』です。『コリア・エレクトロニクス』に非常に興味深い記事が出ました。
『ルノーサムスン』は社名に「サムスン」を使い、これにロイヤリティーを支払ってきたのですが、この契約は2020年08月04日に終了。これをいまだに更新していないというのです。
記事の一部を以下に引用します。
(前略)
しかし、ルノーサムスンは商標契約満了(2020年8月4日)が約7ヵ月経った現在、サムスン側と延長契約を結んでいない。通常、契約満了1年前に契約を更新してきたという事実を勘案すれば、「サムスン」の名称を外すことを企図しているとの見方が強まっている。
(後略)
契約で2022年08月までは現『ルノーサムスン』でいけますが、以降はもう「サムスン」の名称は使わないというわけです。
考えられる選択肢は2つではないでしょうか。
1.サムスンを使わず『ルノー』でそのまま商売を続ける
2.韓国を撤退するのでサムスンの名称はもう要らない
2.韓国を撤退するのでサムスンの名称はもう要らない
先にご紹介したとおり、親会社『ルノー』は韓国工場のあまりの生産性の低さに頭にきています。また、コストカットのためリストラに乗り出しています。これが奏功するかどうかは恐らく2022年08月までに結果が出るでしょう。
もしダメだったら撤退。うまくいけばまたサムスンと交渉して名前を使えるようにすればいい――そのような考え方では?
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(吉田ハンチング@dcp)