「やっぱり帰ってこなかったじゃん」という話です。節目ごとにご紹介している、韓国株式市場における外国人投資家の売買動向です。
韓国の取引所の集計によれば、2021年05月01~30日の段階で、外国人投資家は「9兆372億ウォン」(約8,947億円)を売り越しています。
これは2020年03月の「12兆5,174億ウォン」(約1兆2,392億円)以来の巨額売り越しです。
面白いのは、国民株といわれる『サムスン電子』を最も売り越しており、その金額は「4兆3,639億ウォン」(約4,320億円)に上ります。売り越し第2位は『SKハイニックス』で、金額は「5,751億ウォン」(約569億円)。
奇(く)しくも、韓国期待の半導体企業2社です。
最近、韓国では「半導体のスーパーサイクルが始まった!『サムスン電子』など半導体産業には期待できる」などの報道も出ていたのですが、外国人投資家の韓国の半導体企業に対する見方は異なっているようです。
明日は2021年05月の最終日ですが、果たして05月の外国人投資家の売買動向がどのように締まるのかにご期待ください。
(吉田ハンチング@dcp)