韓国10日で貿易収支「-39億ドル」赤字が大き過ぎる

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2021年07月12日、韓国の関税庁から07月01~10日の輸出入のデータが公表されました。以下ですが、思わしくありません。

⇒データ引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「7.1〜10輸出入の現状」

2021年07月01~10日
輸出:150億8,100万ドル(対前年同期比:14.1%増加)
輸入:190億500万ドル(対前年同期比:33.3%増加)
貿易収支(輸出 – 輸入):-39億2,400万ドル

韓国は輸出一本で食べている国なので、「貿易でもうける」(貿易収支が黒字)が大前提です。

07月01~10日は貿易収支が赤字ですが、国際収支統計になったときには毎度のことで輸入金額が7%ほど減ります。これで黒字になるかと思いきや……当月は少し様子が違います。「190億500万ドル」(約2兆930億円)から7%減っても「輸出 – 輸入」は黒字になりません。

わずか10日で「-39億2,400万ドル」という赤字は大きすぎます。

輸入は「外国から行う消費」なので、輸入が増えるのは韓国経済の回復を示していますが、それにも程度があります。

なぜここまで輸入金額が膨らんたのでしょうか? 金額が増大した輸入品目を見ると以下のようになります。

原油:85.7%
ガス:80.6%
自動車:165.7%
半導体:19.1%
機械:2.1%

輸入自動車は165.7%と派手な数字ですが、これは台数がそもそも限られていますので絶対金額はたいしたことはありません。注目したいのは原油ガスです。

上掲はWTI原油先物の週足チャートですが、2021年に入ってからうなぎ上りとなっています(チャートは『ChartPark』より引用)。

資源価格の高騰が輸入金額の増大に一役買っているものと思われます。次の期間、07月01~20日で貿易収支がどうなるのかに注目です。

(吉田ハンチング@dcp)

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