驚くべき結果になりました。
韓国では、第5次災害支援金の支給対象を「全国民」にするのか「所得下位80%の国民」にするのか、すったもんだしていたのですが……。
「ばらまき用予算」を史上最大に膨らませる!
災害支援金を支給するのに2021年の第2次補正予算を組まなければならないのですが、もともと洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官は、「国債を発行しなくても済む20兆ウォン(約1兆9,200億円)規模にしようよ」と述べていました。
ところが、政府与党『共に民主党』から30兆ウォン(約2兆8,800億円)規模と強硬な主張が出て押し切られました。それどころか33兆ウォン(約3兆1,680億円)に膨らみました。
これで決まったのかと思いきや、2021年07月23日、『共に民主党』と野党『国民の力』がさらに「1兆9,000億ウォン」(約1,824億円)増やして、計「34兆9,000億ウォン」(約3兆3,504億円)にすることに合意しました(笑)。
韓国史上最大の補正予算です。災害支援金金を含むばらまき用予算ここに極まれりです。
全国民 vs 所得下位80%の国民
ここまでもめてきた災害支援機の対象を「全国民」とするか「所得下位80%の国民」とするかは、結局「所得下位88%の国民」となりました。
両者が歩み寄ったといえば聞こえはいいですが、妥協の結果です。
1人当たり25万ウォン(約2万4,000円)支給
対象世帯総数:約2,030万
対象世帯総数:約2,030万
で決着しました。これが韓国経済にどのような影響を与えるのかに注目いたしましょう。
(吉田ハンチング@dcp)