Money1では連日韓国株式市場の動向についてご紹介しておりますが、読者の皆さまもお気づきのとおり外国人投資家はこのところ「売り基調」。
どのくらい売っているかというと、以下のとおり直近1週間で「3兆3,875億ウォン」(約3,218億円)。
⇒データ引用元:『finance.naver.com』「投資家別売買動向」
※上掲データは2022年03月14日14:06現在のものです。
直近1カ月では「5兆2,015億ウォン」(約4,941億円)となります(データ引用元は同上)。
外国人投資家はセルコリアに転じ、それを継続しています。
金融監督院のデータによれば、2022年02月は、
KOSPI:1兆6,190億ウォンの売り越し
(約1,538億円)
KOSDAQ:9,610億ウォンの売り越し
(約913億円)
小計:2兆5,800億ウォンの売り越し
(約2,451億円)
(約1,538億円)
KOSDAQ:9,610億ウォンの売り越し
(約913億円)
小計:2兆5,800億ウォンの売り越し
(約2,451億円)
で締まっています。外国人投資家は、02月だけで約2,451億円を韓国株式市場から抜いたのです。
これによって、外国人投資家の韓国株式市場時価総額に締める割合が28%まで低下しました。かつては30%超あったのですが、3割を切るところまで低下しています。
この28%は2020年01月以降で最も低水準です。
興味深いのは、どの地域の外国人投資家が売っているのか、です。以下をご覧ください。
買い越しの皆さん
中東:+3,000億ウォン
アジア:+2,000億ウォン
etc
中東:+3,000億ウォン
アジア:+2,000億ウォン
etc
売り越しの皆さん
イギリス:-1兆3,000億ウォン
ケイマン諸島:-1兆1,000億ウォン
アメリカ:-7,000億ウォン
etc
どうも韓国株式市場は欧米の投資家から信用されていないようです。欧米投資家の皆さんが韓国株式市場からせっせとお金を抜いていらっしゃいます。上がらないのも無理はありません。
(吉田ハンチング@dcp)