短信です。誠に申し訳ありません。
訪台するのかしないのかで世界的話題になっているアメリカ合衆国・ペロシ下院議長ですが、実は、日本の議員の皆さんも2022年07月27日に台湾入りしています。
プレゼンスがすっかり地盤沈下した石破茂議員と、浜田靖一議員を共同団長とする議員団です。28日には、蔡英文総統と会談しました。同議員団は30日まで台湾に滞在しました。
この日本議員団の訪台を中国外交部は苦々しく見ています。
ここのところ、中国外交部の定例ブリーフィングには、例の趙立堅報道官が出ずっぱりで、日本の石破茂元防衛大臣が訪台した件について興味深いQ&Aを行っています。
澳门月刊の記者:
先日、日本の石破茂元防衛大臣をはじめとする国会議員が台湾を訪問し、台湾の指導者と会談したと報道されています。 これに対して、中国はどのようなコメントを出しているのでしょうか。趙立堅:
台湾は中国の領土として切り離せない存在です。台湾問題は、純粋に中国の内政問題です。
中国は、台湾と外交相手との間のいかなる形の公式な接触にも断固として反対している。
我々は、日本側が台湾問題について、4つの政治文書の原則と日中間の厳粛な約束を効果的に守り、関連問題を慎重かつ適切に処理し、「台湾独立」勢力に誤ったシグナルを送ることを控えるよう、真剣に求めます。
台湾の民進党当局が外部勢力を巻き込み、政治工作を行っても、その思惑が成功することはあり得ません。
「日本は民主進歩党に誤ったシグナルを送るな」と述べ、台湾独立が実ることはないと切って捨てました。
台湾が新冷戦の焦点になってから、自由主義陣営国のさまざまな有力者が訪台するようになっています。日本議員団の訪問が少しでも台湾を元気づけられたらいいのですが。
(吉田ハンチング@dcp)