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中国・大洪水の次は「水不足」!降水量は半分未満に

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2020年の夏期は三峡ダムが崩壊するのではないか、と心配されるぐらい大雨が続き、その上、東北の穀倉地帯を台風が3連続で直撃しました。2020年の中国はまさに水害の当たり年だったわけです。


PHOTO(C)『Google MAP』

上海は大洪水に見舞われた長江の河口、東シナ海に面した都市で、南には浙江省があります。この浙江省が水不足に直面しているという報道が中国メディアに出ました。以下に記事から一部を引用します。

昨年の夏に洪水に見舞われた浙江省は、ここ数カ月降水量の大規模な低下が見られ、程度の差こそあれ、多くの場所で水源地が干上がっている。 公式報告によると、省内の21の県(市・区)と1,035の村で水の供給が逼迫している
(後略)

⇒参照・引用元:『阿波罗新闻』「浙江大旱 逾千村告急 部分民众靠买矿泉水支撑」

どのくらい降水量が減っているのかというと……。

2020年10月16日~12月31日
平均降水量:55mm(前年同期比:53%減少

温州市、台州市、麗水市、寧波市:約60%減少

ですので、降水量は半分未満になっているのです。

また水の供給が問題です。水道水は黄色く濁って汚いので、ミネラルウオーターを購入しないと水が飲めない人が増加中です。その上、「一日おきに水が止まる」地域も出現しています。

水があふれ洪水で大変なことになったのに、今度は水不足で干ばつです。中国は治水政策に根本的な誤りがあるのではないでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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