<<重要な追記>>
初出で誤っていた推移グラフを貼り直しました。誠に申し訳ありませんでした。深くお詫び申し上げます。
<<以下原稿>>
韓国の外貨準備高に関わる話です。
2022年08月15日、アメリカ合衆国財務省から2022年06月時点での合衆国公債の主要ホルダーとその金額のデータが公表されましたので、韓国の保有金額を確認してみます。
以下をご覧ください。
⇒データ出典:『アメリカ合衆国 財務省』「MAJOR FOREIGN HOLDERS OF TREASURY SECURITIES」
2022年06月、韓国の合衆国公債保有額は「1,123億ドル」となりました。前月から34億ドル減らしています。
以下が直近1年間での保有額の推移です。
上掲のとおり、7カ月連続の減少です。韓国は合衆国公債を売り続けています。
売却した62億ドルのうち34億ドルは米国債だった
『韓国銀行』が公表した2022年06月時点での外貨準備高は以下のようになっていました。
2022年06月
外貨準備高:4,383億ドル(約59兆6,965億円)※
(前月比:-94億ドル)<<内訳>>
⇒Securities 3,953億ドル(約53兆8,399億円)
(証券類)
前月比:-62億ドル⇒Deposits 192億ドル(約2兆6,150億円)
(預金)
前月比:-26億ドルSDR、IMFリザーブポジション、金は省略。
※円換算は2022年07月05日「1ドル=136.20円」のレートで算出
06月はSecurities(証券類)が62億ドルも減少しましたが、このうち34億ドルは合衆国公債だったことになります。
韓国は合衆国公債以外に謎のSecurities(証券類)を28億ドル売却していたことになります。
Securities(証券類)を売却して、62億ドルが現金になったはずですが、現金たるDeposits(預金)は「26億ドル減少」しているのです。
天地で88億ドルも合いません。
この88億ドルはどこへ消えたのでしょうか。
(柏ケミカル@dcp)