米国ホワイトハウスが「韓国を門前払い」の公式文書を出した。IRAも通貨スワップもない!

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2022年09月21日、アメリカ合衆国・ホワイトハウスから重要なブリーフィングペーパーが出ています。

「バイデン大統領が韓国の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領と会いまして……」という文書です。

韓国の大統領室は「尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領がバイデン大統領に会った際にインフレ削減法、「通貨スワップ」について話したと強弁しているのですが、ホワイトハウスの出した文書にはなんと書いてあるでしょうか。

以下です。

President Joseph R. Biden, Jr. met today with President Yoon Suk Yeol of the Republic of Korea (ROK) on the margins of the United Nations General Assembly in New York. The two leaders reaffirmed their commitment to strengthen the U.S.-ROK alliance and ensure close cooperation to address the threat posed by the Democratic People’s Republic of Korea (DPRK). The Presidents also discussed our ongoing cooperation on a broad range of priority issues including supply chain resilience, critical technologies, economic and energy security, global health, and climate change.

ジョセフ・R・バイデン・ジュニア大統領は本日、ニューヨークで開催された国連総会の傍らで、韓国の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領と会談した。

両首脳は、米韓同盟を強化し、朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)がもたらす脅威に対処するための緊密な協力を確保するというコミットメントを再確認した。

両大統領はまた、サプライチェーンの回復力重要なテクノロジー経済とエネルギーの安全保障地球規模の健康、気候変動など、広範な優先課題に関する現在進行中の協力についても話し合った。

⇒参照・引用元:『WhiteHouse』公式サイト「Readout of President Joe Biden’s Meeting with President Yoon Suk Yeol of the Republic of Korea」

上掲で全文です。

大変短い文書なのですが、「あれれ~おかしいぞ~」なのです。

韓国の大統領室が話したという「インフレ削減法」「米韓通貨スワップ」など全くでてきません。

それどころか、「為替市場の安定が」などの言葉すらないのです。

合衆国にとって(バイデン大統領にとって)最重要で、韓国と協議すべきなのは「北朝鮮の脅威にどう立ち向かうか」であって、韓国が要求する「インフレ削減法による韓国産電気自動車の差別」、「米韓通貨スワップの締結」問題など歯牙にも掛けていないことが、この文書からも分かります。

韓国メディアでは「差別」と書いています。

そもそも、ほとんど立ち話の時間しかなかったのに、バイデン大統領に2つの面倒くさい話を要求できたという主張の方に無理があります。

韓国メディアでは、今回の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の外遊について「外交惨事」などと報じていますが……そう嘆きたくなるのは分からないでもありません。

文在寅政権でも外交惨事は山ほどありましたが、どっこい文政権は取り繕うのが異常なほどうまかったのです。

大統領室はもちろん、外交部、国会議員、左派系メディアが束になって、言い訳にならない言い訳、他のアジェンダに目線をそらすために猛烈な煙幕を張る、などを行いました。

そのため、ネット上では「文在寅大統領の外交は良かった」といった噴飯ものの書き込みが見られます。

尹錫悦(ユン・ソギョル)政権の皆さんは、プレスリリースを出すのもへたです。

事実を糊塗するが如き文政権の宣伝活動を見習えとはいいませんが、尹政権はもう少しまともな広報戦略を立てるべきではないでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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