A nine mile walk is no joke, especially in the rain.
前文在寅大統領に高官だった人物が次々と検察の手によって調査、起訴⇒裁判への道をたどっています。
「疑惑のタマネギ男」も年貢の納め時
ます曹国(チョ・グク)さん。
一時法務部長官となり、辞任せざるを得なくなった疑惑のたまねぎ男こと曹国(チョ・グク)さんですが、贈収賄などの疑いで起訴されています。
2022年12月02日、検察はソウル中央地裁において「懲役5年、追徴金600万ウォン、罰金1,200万ウォン」を求刑しました。
Money1でもご紹介したことがありますが、この曹国(チョ・グク)さん一家は全員が監獄に行く可能性があります。傑作なのは、息子のカンニングに曹国(チョ・グク)さんと奥さんが手を貸しており、テストにネット経由で夫婦で参加していたことです(以下記事参照)。
カンニングの最中に曹国(チョ・グク)さんは「3人が力を合わせて乗り越えないと!」と奥さんと息子を励ましていました(データが残っていて開示されました)。
このような人物が、韓国で最高のロースクールと目されている『ソウル大学法学専門大学院』で教授を務めていたのです。それだけではなく、文在寅大統領の民情主席秘書、一瞬だけですが法務部長官となりました。
恐ろしいことに文大統領は曹国(チョ・グク)さんを後釜にすえる予定だったのです。
今回の起訴・裁判について、検察側からは「後半が終わるに当たって最も残念なのは、被告人が明らかな事実さえ認められないという点」という意見が出ています。「被告人は証拠を認めず反省もしないが、法廷とは証拠と法理により裁判するところだ」とも。
曹国(チョ・グク)さんは明らかな証拠が突きつけられても認めていないようです。
今月の12月中には一審の判決が出るものと見られます。
証拠隠滅の懸念で元国家安保室長が逮捕
Money1でもご紹介してきた「海洋水産部の公務員であるイ・デジュンさんが北朝鮮の銃撃によって亡くなった件」※ですが、この件について2022年12月03日、元国家安保室長である徐薫(ソ・フン)さんが逮捕されました。
ソウル中央地裁はこの日、「犯罪の重大性、被疑者の地位および関連者との関係に照らして証拠隠滅の懸念がある」とし徐薫(ソ・フン)の拘束令状を発付しました。
徐薫(ソ・フン)さんは、イ・デジョンさんが越北者であるとした文在寅政権にとって不都合な情報を隠蔽した疑いがかけられています。
※一名「西海公務員被殺真相隠蔽」事件。時系列で何があったのかは以下の記事を参照してください。
文在寅さんは「分をわきまえろ」と上から目線で警告!
誰がどう見ても、検察の最終目標は「文在寅」前大統領です。
2022年12月01日、検察の包囲運動に対して、文在寅さん側からは「安全保障に関する事案を政争の具にし、長い間、国家安保に献身してきた公職者のプライドを踏みにじるかのような、分別のない仕打ちに深い憂慮を表する。度を越さないことを願う」との意見表明がありました。
「長い間、国家安保に献身してきた公職者」というのは徐薫(ソ・フン)さんや、元国家情報院長である朴智元(パク・チウォン)さんのことではないでしょう。
自分、文在寅のことを指しているのです。「度を越さないことを願う」という言い様は「分をわきまえろ」という上から目線の警告です。
また、この「イさんを越北者として断定した件」については、「大統領が最後に決断したことだ」とも述べています(大統領の意見を代読)。
文前大統領は、「オレ、文在寅が(北朝鮮との関係を考えて)国家の安全保障に基づいて判断したんだ。政争の具にしてオレを訴追するんじゃない」と言っているように見えます。
つまり、検察への牽制であり恫喝です。
もっとも、文在寅さんがいくら吠えようが無駄です。
12月01日に文さん側がこのように述べても、03日には徐薫(ソ・フン)さんが逮捕されているわけですので。
検察は文在寅前大統領を法廷に立たせるまで諦めないでしょう。それこそが保守勢力の望みなので、実現しないことには尹錫悦(ユン・ソギョル)政権の支持率は却って下がります。
(吉田ハンチング@dcp)