『韓国銀行』から2023年01月時点での外貨準備高が公表されました。以下のようになっています。
2023年01月
外貨準備高:4,300億ドル(約55兆2,894億円)※
(前月比:+68億ドル)<<内訳>>
⇒Securities:3,714億ドル(約47兆7,546億円)
(証券類)
前月比:+17億ドル⇒Deposits:342億ドル(約4兆3,974億円)
(預金)
前月比:+48億ドル⇒SDRs:150億ドル(約1兆9,287億円)
(IMFのSDR(特別引出権))
前月比:+2億ドル⇒IMF position:45億ドル(約5,786億円)
(IMFリザーブポジション)
前月比:増減なし⇒Gold:48億ドル(約6,172億円)
(金)
前月比:増減なし※円換算は2023年02月04日「1ドル=128.58円」のレートで算出
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「Korea’s Official Foreign Reserves(As of the end of January 2023)」
当月の注目ポイントは、現金たるDeposits(預金)が48億ドル増加し、「342億ドル」まで増えたことです。
Deposits(預金)の推移は2021年01月からここまで以下のように推移しています。
通貨安進行(ドル強)が一段落したので(まだ十分安いですが)防衛に使うドルが減らずに済んだためと思われます。
『韓国銀行』が当月の増加についてどのように説明しているかというと……。
ㅇその他の通貨外貨資産の米ドル換算額※、金融機関の外貨預金などが増加したことによる
※( )内は対前年同期比1月中に米ドルが約1.5%評価安(ドル指数基準)
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2023年1月末の外国為替保有額」
ドルが安くなったため、「ドル以外の外貨資産」のドル換算評価額が上昇。および外貨預金が増えたためとしています。2022年01月から2023年01月までの外貨準備高の推移を見ると以下のようになります。
⇒データ出典:『韓国銀行』公式サイト
韓国の外貨準備高は「4,300億ドル」まで増加しました。しかし、これからです。
またぞろ韓国メディアには「パーフェクトストーム」という言葉が踊っており、先行きは不透明。韓国経済というのは脆弱なのですから。
(吉田ハンチング@dcp)