韓国で公金横領と批判された元『正義連』尹美香(ユン・ミヒャン)国会議員の裁判、第一審の判決が出ました。
2023年02月10日、ソウル西部地方裁判所は、補助金管理法および寄付金品法違反などの疑いで起訴された尹美香(ユン・ミヒャン)国会議員に対して罰金1,500万ウォンという判決を下しました。
2020年09月に起訴されて、やっと出た判決ですが……。
検察は、補助金管理法違反、地方財政法違反、詐欺、寄付金品法違反、業務上横領、準詐欺、業務上背任、公衆衛生管理法違反の容疑で起訴したのですが、裁判所はこのほとんどについて無罪としました。
裁判所は「韓国挺身隊問題対策協議会」(正義連の前身)の法人口座に保管していた資金計1,700万ウォンを任意に横領した」として、この一部業務上の横領容疑だけは認めました。
「尹美香(ユン・ミヒャン)議員は募集した資金を別途に領収書を提出し、履歴を保存する方式で横領をした」とし、「公私混合の状態にした。誰よりも後援金管理を徹底すべきなのに犯行を犯し、その罪は軽くない」と述べました。
しかしながら、「相当部分は正大協の活動に使われたとみられ、使用先などを考慮すると、重いと見るのは難しい。最初から計画的に横領目的を持ったとは考えにくい」としました。また「有罪が認められた横領額より多くの額を寄付したこともある」と付け加えています。
この他の容疑については「検察が提出した資料だけでは立証が難しい」とし、罰金1,500万ウォンの支払いを命じるだけにとどめたのです。
検察は、
2013~2020年に3億6,000万ウォン相当の政府補助金を不正受領した
2017年~2020年に自称慰安婦の心身障害を利用して7,950万ウォンを寄付・贈与させた
2012年~2020年に5つの口座を利用して慰安婦のためと称して3億3,000万ウォンを集め、このうち5,755万ウォンを個人で使用した
と見て、懲役5年を求刑したのですが、この結果となりました。
――禁固刑(執行猶予含む)以上の判決とはなりませんでしたので、尹美香(ユン・ミヒャン)国会議員は関連法によっての議員資格剥奪とはなりませんでした。
(吉田ハンチング@dcp)