2023年04月08日、韓国の古里原発2号機の運転が停止されました。
↑『韓国 水力原子力発電』の「原発リアルタイムステータス」。「環」と自動翻訳されているのが「古里」。2号機は「整備中」となっています/Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください
韓国では、文在寅前大統領が行った「クリーンエネルギー政策」「脱原発」を現実的な路線に戻すのに必死です。
↑古里2号機についてのプレスリリース。「古里原子力2号機継続運転のための整備」と書いてあります
先にご紹介したとおり、文在寅によるエネルギーインフラ政策は現実を無視した妄想路線であったため、太陽光・風力発電施設の乱造、変電所・送電網の不足、『韓国電力』の(事実上の)財政破綻、電力不足(ブラックアウトは免れています)などの大混乱を引き起こしました。
現尹錫悦(ユン・ソギョル)政権はこれのリカバリー(尻拭い)に追われています。
電力が不足気味なのに、原発を1基停止させても大丈夫なのか?ですが、これもまた文在寅政権のせいです。
脱原発をスローガンに掲げた文在寅政権は、古里1号機を廃炉とし、原発の新設を凍結。2号機が2023年04月08日に運転期限がくるというのに稼働延長手続きを取りませんでした。
尹錫悦(ユン・ソギョル)さんが大統領選挙で勝ち(2022年03月)、左派政権の負けが決まってやっと『韓国水力原子力発電』が『原子力安全委員会』に運転継続のための「安全性評価書」を提出しました(2022年04月)。
この安全性能評価の作業というのは、通常18カ月かかります。そのため、2022年04月に提出されてもスグに稼働延長はできません。
結果、2023年04月08日に古里2号機(1983年07月に発電開始)は停止を余儀なくされました。
この先どうなるのかは分かりませんが、電力需要が高まる夏に仮に供給不足でブラックアウトが起ころうものなら、間違いなく前文在寅政権のせいであり、人災です。
(吉田ハンチング@dcp)