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米国下院「国防権限法 2024」可決!「中国に台湾が含まれる地図の使用禁止」はどうなった?

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2023年07月14日(現地時間)、アメリカ合衆国下院は「219対210」で2024年度の国防権限法を可決しました。


↑「National Defense Authorization Act for Fiscal Year 2024(2024年度 国防権限法)」は2024年07月14日に通過しました。

⇒参照・引用元:『congress.gov』「H.R.2670 – National Defense Authorization Act for Fiscal Year 2024」

この法案には、「正直な地図」という修正案が提唱されていました。

これは、「中華人民共和国に台湾が含まれる地図」を合衆国国防総省が使用するのを禁止する――というものです。

上掲ですが、これはトム・ティファニー下院議員が提案したもので、同議員は自身のホームページで以下のように声明を出しています。

“All of us know that Taiwan is not – nor has it ever been – part of Communist China. Any claims to the contrary are simply false,” said Congressman Tiffany.

「台湾が共産主義中国の一部ではないことは、私たち全員が知っている。それに反するいかなる主張も単なる虚偽です」とティファニー下院議員は語った。

“This amendment will require that the maps we use reflect a simple reality: China is China, and Taiwan is Taiwan.”

「この修正案は、我々が使用する地図に単純な現実を反映させることを要求するものだ。中国は中国であり、台湾は台湾である

⇒参照・引用元:『Tom Tiffany』公式サイト「Rep. Tiffany Statement on Passage of Taiwan “Honest Maps” Measure」

非常に明快な意見であり、合衆国では「台湾は独立国である」という認識が広がっています。

しかし、今回下院で通過した法案には、この「section.1310」がありません。以下をご覧ください。


↑「Sec.1309」から「Sec.1311」に飛んでいます。

⇒参照・引用元:『congress.gov』「H.R.2670 – National Defense Authorization Act for Fiscal Year 2024」

これが法律となれば、中国は「合衆国内の独立派が策動している」と烈火の如く怒ったのでしょうが……。

いかにバイデン政権が親中国に動こうが、立法府ではこのような修正案が出るぐらいに「超党派で反中国の動きが根強い」のです。

(柏ケミカル@dcp)

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