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どうも王毅外相が暗い

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2023年09月18日、中国の王毅外相がロシアのラブロフ外相と会談を行いました。

嫌われ者同士の連帯ですが、どうも王毅外相の顔が冴えません。例えば以下の写真です。

なんだかとてもお疲れなご様子です。一応プレスリリースを以下に全文和訳します(長いので飛ばして頂いても大丈夫です)。

現地時間09月18日、王毅中国共産党中央委員会政治局委員兼外相は、モスクワでロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と会談した。

王毅外相は、両国の国家元首の戦略的指導の下、中露関係は健全で安定した発展の勢いを維持しており、実務協力は深化し、人文交流は豊かで彩り豊かで、人民交流は急速に発展していると述べた。

恒久的な善隣関係、包括的な戦略協力、互恵協力・Win-Winの中ロ関係は、今後も両国の発展と活性化に寄与し、両国民に重要な利益をもたらすだろう。

王毅は、中国とロシアは自主的かつ自律的な外交政策を追求しており、両国の協力は第三者に対して向けられるものではなく、第三者の干渉を受けるものではなく、第三者に左右されるものでもないと述べた。

世界の大国として、また国連安全保障理事会の常任理事国として、中国とロシアには、世界の戦略的安定を維持し、世界の発展と進歩を促進する重要な責任がある。

一方的な行為、覇権主義、対立という逆流が台頭する中、中国とロシアは時代の進歩の流れに従い、大国の役割を発揮し、国際的義務を果たし、引き続き戦略的協力を強化し、真の多国間主義を堅持し、世界の多極化プロセスを推進し、グローバル・ガバナンスをより公正で合理的な方向に推し進めるべきである。

ラブロフ氏は、今年03月の習近平国家主席のロシア訪問とプーチン大統領との重要な会談の成功は、今後の露中関係の明確な方向性を示したと述べた。

ロシアはこれを指針として中国と協力し、両国の次のハイレベル接触に備え、発展計画のドッキングを強化し、経済貿易、人文、スポーツ、青少年など様々な分野での協力を深める用意がある。

国際情勢の複雑で急激な変化に鑑み、露中は国連、上海協力機構などの多国間枠組みにおける協調と協力をさらに強化し、国際関係の基本規範を共同で守るべきである。

双方はBRICsの歴史的な拡大を高く評価し、結束、協力、共同発展のためのBRICsプラットフォームを構築するため、加盟国と協力する用意がある。

ラブロフ外相は、ロシアはBRICsの輪番議長国としての役割を果たし、中国と協力してBRICs協力メカニズムの一層の発展を促進すると述べた。

ラブロフ外相は、ウクライナ危機に関する見解を述べ、中国のポジションペーパーが全当事者の安全保障上の懸念を考慮し、紛争の根本原因の除去に資するものであること、ロシア側は引き続き交渉と対話に前向きであることを評価した。

王毅外相は、中国は和平交渉の正しい方向性を一貫して堅持しており、危機の政治的解決のために独自の方法で建設的な役割を果たすと述べた。

双方はまた、共通の関心事である国際問題や地域問題について意見を交換し、立場について述べた。

⇒参照・引用元:『中国 外交部』公式サイト「王毅会见俄罗斯外长拉夫罗夫

一方的な行為、覇権主義、対立という逆流が台頭する」とは、アメリカ合衆国のことを指摘しているのがでしょうが、まんま中国・ロシアに当てハマるのが傑作です。

王毅外相は、前任者の秦剛外相が行方不明になった後、急きょ後任になったわけですが、例えば『Radio Free Asia』では「次に飛ばされるのは王毅さんではないのか」という記事を上げています。

一方で、例の反省文(始末書)で「助かった」という話も出ています。

王毅外相がどのように処遇されるのかは要注目です。

(吉田ハンチング@dcp)

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