政治家たる者、外国の要人が自国を訪問したら、少なくとも表向きは満面に笑みをたたえて迎えなければなりません。
心の中がそのまま出てしまうような人、ましてや「本当はこいつとは会いたくない」なんて気持ちがそのまま顔や態度に出てしまうのは、あまりにも大人げないです。
握手をしているところの写真は撮るときには、親密さをアピールするためにお互いの方向に顔が傾くものです。
ところが、中国の習近平総書記の場合は、こうはなりません。
習近平さんは向かって右側に立った写真が多いですが、左側(つまりカウンターパート側)に顔が向くことはあまりありません。右側(外側)に顔が向くことが多いのです。
例えば、以下は今回の一帯一路サミットでプーチン大統領と会ったときの写真ですが――。
プーチン大統領は習近平さん側、内側に顔を傾けていますが、習近平さんは外側に顔を傾けています。
これは習近平総書記個人の「心理的な忌避感」が現れたものと見えないでしょうか。
「小国と見なし中国より下に見ている」あるいは「本当は別に会いたくもない」国の要人と並ぶときは、習近平さんは顔を右側(外側)に背けてしまう――という説はいかがでしょうか。
ちなみに、以下はトランプ大統領が習近平さんから親書を受け取ったときの写真です。
お互いに顔が外側に曲がっていますので(笑)、2人ともお互いを忌避したいという心理が働いていたのではないでしょうか。
習近平総書記のメンツのかかった「一帯一路」サミットが行われました。
海外の首脳を迎えて、習近平さんも大車輪のようで、外交部が次から次へと写真を上げています。以下は、中国外交部が2023年10月17日に上げた「習近平さんと外国首脳との写真」です。
中国の習近平さんというと――いつもつまらなそうな顔をしていらっしゃいますが……。
果たして習近平さんは今回の一帯一路サミットで、どの国の要人を本当に歓迎したのでしょうか?
ここまでは、今回の一帯一路サミット時の写真。以下がオチです。
↑韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理(首相に相当)と握手なし/2023年09月28日
習近平さんは棒立ちで、大変に味のある写真となっています。これなどノってないことおびただしい写真といえるでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)