2025年05月12日、韓国の関税庁が「2025年05月01~10日の輸出入状況」のデータを公表しました。
以下をご覧ください。今回は異常が現れています。
2025年05月01~10日
輸出:128億3,100万ドル(-23.8%)
輸入:145億7,100万ドル(-15.9%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-17億4,000万ドル2025年01月01日~05月10日累計
輸出:2,307億5,700万ドル(-2.3%)
輸入:2,204億7,500万ドル(-2.9%)
貿易収支(輸出 – 輸入):102億8,200万ドル※( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「2025年05月01~10日の輸出入状況」
輸出が「23.8%」も減少しました。
月初(01~10日)段階ながらこれは驚くべき減少幅です。
トランプ関税の影響が出たものと見られます。
まず主要輸出品目の結果を見てみましょう。以下をご覧ください。
↑黄色のマーカーでフォーカスしてあるのが主力輸出品目で対前年同期比マイナスのもの。半導体:34億1,900万ドル(+14.0%)
乗用車:11億2,200万ドル(−23.2%)
石油製品:10億200万ドル(−36.2%)
鉄鋼製品:7億6,300万ドル(−41.2%)
船舶:6億2,700万ドル(−8.7%)
無線通信機器:3億9,700万ドル(−23.0%)
自動車部品:3億500万ドル(−42.6%)
コンピュータ周辺機器:2億3,700万ドル(−34.6%)
精密機器:1億9,800万ドル(−39.1%)
家電製品:1億2,000万ドル(−47.2%)
半導体以外は対前年同期比で全部マイナスという凄まじい結果となっています。
さらに主要貿易地域別の輸出金額です。
↑黄色のマーカーでフォーカスしてあるのが主要貿易地域で対前年同期比マイナスのもの。中国:28億200万ドル(−20.1%)
アメリカ合衆国:19億9,200万ドル(-30.4%)
ベトナム:14億5,900万ドル(−14.5%)
欧州連合:11億4,300万ドル(−38.1%)
台湾:6億9,700万ドル(+14.2%)
日本:5億9,300万ドル(−30.0%)
香港:4億3,400万ドル(−29.7%)
インド:3億8,700万ドル(−27.0%)
シンガポール:2億8,800万ドル(−38.8%)
マレーシア:2億4,400万ドル(+13.0%)
輸出金額で対前年同期比で増えたのは、台湾とマレーシアだけで他は全部マイナス。
特にご注目いただきたいのは、対アメリカ合衆国です。「30.4%」も減少しています。
韓国は輸出で食べている国です。貿易収支(輸出 – 輸入)で十分な黒字が出せなければスグに国が傾くのです。
まだ月初なので実態は締まってから検証するにしても――モラトリアム期間(猶予期間)であるにもかかわらず、トランプ関税の影響がここまで出ているなら、本格的に発効した場合、どのような惨状になるのか、先が思いやられます。
トランプ政権の高関税を避けるための交渉を、一歩でも二歩でも進めるのが韓国にとって焦眉の急なのですが、韓国では政争をやっているのです。
↑次期大統領と見られている李在明(イ・ジェミョン)さん。右隣は元テロリストの鄭清来(チョン・チョンレ)国会法制司法委員会の委員長。
ばかな国だなあ。
(吉田ハンチング@dcp)