「中国の外貨準備」3兆ドルを割る方向へ。金は着実に増やす「7,120万トロイオンス」

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2023年11月07日、中国の国家外貨管理局から2023年10月時点での外貨準備が公表されました。以下をご覧ください。

外汇储备……3兆1,012.24億ドル
(Foreign currency reserves)
対前月比:-138.46億ドル

基金组织储备头寸……95.82億ドル
(IMF reserve position)
対前月比:-0.06億ドル

特别提款权……523.40億ドル
(SDRs)
対前月比:-0.26億ドル

黄金……1,421.71億ドル
(Gold)
対前月比:+103.83億ドル

7,046万トロイオンス(09月) ⇒ 7,120万トロイオンス(10月)
対前月比:+74万トロイオンス

其他储备资产……-2.21億ドル
(Other reserve assets)
対前月比:+1.01億ドル

計:3兆3,050.70億ドル
対前月比:-33.95億ドル

データ出典:『中国 国家外貨管理局』公式サイト

中国の外貨準備は当月も減りました。金や『IMF』リザーブポジションなどを除いた「外汇储备」のここまでの推移は以下のようになります。

中国の外貨準備は減少トレンドで、再び3兆ドルのラインに向かって下落しています。上掲のとおり、10月は2023年で最低水準まで落ちています。

一方で金(Gold)の増量は止まりません。当月も金の保有量が74万トロイオンス増加して、「7,120万トロイオンス」となりました。

金の価格が上昇しているので、金の金額は「103.83億ドル」増加しました。

毎月「48億ドル」で全然変わらない韓国と違って、中国は一応「時価計算」しているということです。

「外汇储备」は約138ドルも減少したのですが、金価格の上昇による「+約104億ドル」で、全体の減少額は「約34億ドル」で済んだ格好です。

2023年も残すところあと2カ月ですが、さて中国はどこまで外貨準備高を減らすでしょうか。あるいは増加に転じるでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

(柏ケミカル@dcp)

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