『韓国銀行』総裁無双。

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2023年11月30日、『韓国銀行』の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁が記者懇談会に臨んだのですが、そこで興味深い一幕がありました。

記者から「『韓国銀行』は政府と頻繁にMTGを行っているのだが、政府の方針に影響を受けて中央銀行としての独立性に関わるのではないのか」という主旨の質問が出ました。

中央銀行が韓国政府の意向に沿う方向ばかりで動いていないか?と疑義を呈したわけです。

これに対して李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は、「政府と会議を行うことで、『韓国銀行』が政府に影響を与えるとはなぜ思わないのですか? 『韓国銀行』が良いアイデアと良い政策を持って話せば、政府は聞くのではないですか?」と一蹴しました。

李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁らしい物言いです。

なにせ『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)アジア太平洋局の局長を務めた人です。政府に対して良策を献じることも多いでしょう。

最近韓国メディアでは「F4」(Finacial 4)という言葉が登場するようになっています。韓国金融を指揮する4人、

韓国政府・企画財政部の長官
『韓国銀行』総裁
金融委員会の委員長
金融監督院の院長

を指しますが、この4人は頻繁に会って会議を行っています。韓国経済は危うい状態にあるので、Top4人が緊密にコミュニケーションを取るのはいいことです。李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は中でも最もマクロ経済に精通した人です。

性格からいっても、政府の言いなりに動くことなど考えられません。

また、中央銀行の独立性という点について、記者には誤解があるようです。中央銀行は建付け上は独立して存在しますが、政府の意向を完全に無視して勝手に行動していいわけではありません。

(吉田ハンチング@dcp)

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