日本語メディアはあまり触れませんが、韓国は不景気です。
2023年12月28日、『韓国銀行』が「2023年12月、企業競技実績指数(BSI)および経済心理指数(ESI)」を公表したのですが、これにも如実に韓国の不景気具合が表れています。
以下がサマリー部分ですが……。
<企業景気実査指数(BSI)>
□全産業12月景況BSI
全産業12月の業況BSI(長期平均77)は70で、前月と同じだった。来月の業況見通しBSIは68で前月比1ポイント下落した。-製造業の12月業況BSI(長期平均79)は70で前月と同じだった。来月の業況見通しBSIは69で前月比1ポイント上昇した。
-非製造業の12月業況BSI(長期平均75)は70で、前月比1ポイント上昇した。しかし、来月の業況見通しBSIは68で前月比3ポイント下落した。
BSIは「Business Survey Index」の略で、企業に対し自社企業の業績や景気の状況、従業員数などの判断・見通しについてアンケートを実施して計算します。
普通、中立は「50」ですが、韓国ではなぜか「100」。100より数値が上なら景気は上向き、下なら景気も下向き、と企業が判断していることになります。
――で、100が中位であるにもかかわらず、そもそも「70」などという数字が出ていることがもうおかしいのです。これがまず韓国が「不景気」に陥ってることの証左です。
しかし、上掲のとおり2024年01月の見込みは、全産業・製造業・非製造業でそれを割り、68・69・68と予測しているのです。これは企業が景況感を大変によくないと判断していることに他なりません。
経済心理指数(ESI)もまた低位です。以下をご覧ください。
2022年下半期から100を割るようになり、2023年06月はそれでも「95.7」あったのですが、12月には「91.1」まで下落しました。
企業の景況感が悪いですから、韓国民の皆さんの懐が暖かいわけはないのです。つまり韓国は不景気です。
(吉田ハンチング@dcp)