盛り上がっているアジアカップ。間もなく準々決勝の「韓国 vs オーストラリア」がキックオフです(2024年02月03日00:30/日本時間)。
↑『The Sydney Morning Herald』の記事「Four reasons why the Socceroos can get past South Korea in Asian Cup quarter-final」紙面/スクリーンショット
2024年01月31日、オーストラリア紙『The Sydney Morning Herald』が「サッカルーズ(オーストラリア代表チームのこと/カンガルーに掛けた表現)がアジアカップ準々決勝で韓国を撃破できる4つの理由」という記事を出しています
同紙が挙げている理由は以下の4つです。
1.相手は疲労困憊している
韓国のン・フンミン、イ・ガンインは毎試合交代なしでプレーし、ソル・ヨンウ、キム・ミンジェ、ファン・インボム、イ・ジェソンはすでに300分以上を戦っている。一方、オーストラリアには300分以上を走った選手が4人しかなく、負傷者もいない。
2.韓国のシステムはオーストラリアが与し易い
オーストラリア代表チームの監督は「非力な攻撃と中盤の機能性の欠如」に対する批判に直面している。サッカルーズが苦戦するのは、深い守備ブロックに腰を据える格下チームと対戦するときだけだ。韓国は恐らくそんなことはしないので、オーストラリアは与し易い。
3.韓国の監督は信じられないほど不人気
韓国では――歴代代表チーム史上最も才能に優れた「黄金世代」ともいえる選手たちがプレーしているのに、その時間を無駄にしている――という懸念が広がっている。
4.歴史的に見てもほとんど韓国に負けたことがない
意味のある試合で韓国に敗れたのは一度しかない。その一度も2015年アジアカップのグループステージ第3戦でのこと。このときは、すでに両チームともノックアウトトーナメント進出を決めており、当時のAnge Postecoglou(アンジェ・ポステコグルー)監督はそれに合わせてメンバーを入れ替えていた。決勝で再び対戦した際には、延長戦の末に2-1で勝利している。
――というのですが、「3」の「現在のユルゲン・クリンスマン監督が韓国で驚くほど人気がない」というのは傑作です。確かに、クリンスマン監督は韓国の皆さんから支持されているとはいえません。
しかし、監督が好かれてなくても勝つことはできるので、ぜひ韓国チームには頑張っていただきたいところです。
あと数時間でキックオフです。韓国はオーストラリアに勝つことができるでしょうか。
ちなみに韓国メディアでは、このオーストラリア紙の記事について「地元紙から出たときめき分析」と評しています。
(柏ケミカル@dcp)