おススメ記事

中国「全人代」閉幕。「人民による捨て身の突撃」動画2本

広告

2024年03月11日、中国で第14期「全国人民代表大会」(全人代)が閉幕しました。

「国家の最高権力機関および立法機関として位置付けられる一院制議会」というものなので、中国共産党にとって非常に重要なものです。全人代を平穏に行うために治安機関の人員が多数投入されました。

何か事件が起こったら、中国共産党の面目丸潰れになるからです。

ところが、中国のSNS上で興味深い動画が出ています。2024年03月10日早朝に以下のような動画が投稿されました。中南海の新華門前に自動車が止まり、警備員が集結して運転手を取り押さえ、どこかへ連れていくのが見えます。

「いつ撮られたものなのか」などの詳細な情報はありませんが、運転手の男性は「……杀人犯共产党,……对中国人……控制」(共産党は人殺し……中国人を……支配……)と叫んだように聞こえる――とのこと。しかし、具体的な内容は分かりません。


↑上掲動画の撮影時期は分かりませんが、場所は中南海の新華門前であることは確実です。この新華門の両脇には「偉大なる中国共産党万歳」、「必勝不敗の毛沢東思想万歳」というスローガンが掲げられています/PHOTO(C)維基小霸王
「中南海」は中華人民共和国政府や中国共産党の中枢の建物がある場所です。

以下は03月06日の記者会見場で、女性が壇上に上がろうとして取り押さえられた動画です。

中継が止まり、画面が急に切り替わりました。この女性が誰で何が起こったのか詳報はありません。

これが全人代開幕中に起こった事実であるなら、まさに捨て身の突撃です。取り押さえられてひどい目に遭うのが分かっているのに、それでもこの人たちには何か訴えたいことがあったのです。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました